国際理工学科
Department of Science and Technology

グローバルイノベーターを育成
国際理工学科は、サイバー空間と現実空間を高度に融合させた社会「Society 5.0」に求められる技術者(グローバルイノベーター)を育成します。国際標準の工学教育フレームワークであるCDIOに準拠し、専門知識に加え、グローバルな課題を自ら発見し、解決に導く能力を統合的に身につけます。
専門性とグローバルな視点、社会に貢献できる人間力を備えた、次世代のリーダー、それがグローバルイノベーターです。

サイバー空間とフィジカル空間を融合し
持続可能で人間中心の社会を実現
Sciety 5.0とは
狩猟(1.0)、農耕(2.0)、工業(3.0)、情報(4.0)に続く、第5の社会の姿。
第5期科学技術基本計画(2016年1月22日閣議決定)により、「サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会」の実現が提唱されました。制度やビジネスデザイン、都市や地域の整備など社会のあらゆる要素をサイバー空間で再構成し、人間中心という価値観のもと社会を変革していくことを目指します。
第6期科学技術・イノベーション基本計画(2021年3月26日)では「持続可能性と強靭性を備え、国民の安全と安心を確保するとともに、一人ひとりが多様な幸せ(well-being)を実現できる社会」とより具体的な未来像が表現されています。(内閣府HPより)
世界標準の工学教育CDIO Standardに
基づくカリキュラムと学習環境
CDIOとは
「Conceive(考え出す)、Design(設計する)、Implement(実行する)、Operate(運営する)」の頭文字をとったもので、マサチューセッツ工科大学とスウェーデンの3つの大学が考案し提唱した工学教育のフレームワークです。現在CDIOにはマサチューセッツ工科大学をはじめスタンフォード大学、リバプール大学、シドニー大学、シンガポール大学など世界の有名校をはじめ各国を代表する高等教育機関が130校以上加盟しています。国際高専は、このCDIOに加盟しており、CDIOスタンダードに基づく教育システムと学修環境により、グローバル社会で活躍するエンジニアに求められる能力を、より実践的かつ体系的に学ぶ教育を実現します。
5つの教育領域
本学科の教育課程は、以下の5つの領域で構成されており、技術者としての専門性だけでなく、
グローバルに活躍するための人間力とコミュニケーション能力を養います。
初学年教育
学修の基礎力、ICTスキル、および言語運用能力の基盤を築き、主体的な学修姿勢の早期確立を促進します。
教養教育
人文科学・社会科学・自然科学に関する幅広い教養と、国際的視野・倫理観を涵養します。
専門教育
専門知識と技能の修得を目的とし、工学の基礎から応用までを段階的に学修する4つの領域(後述)で構成されます。
国際教育
海外留学と海外コーオププロジェクトを実施し、グローバルに活躍するために必要な語学力と異文化適応力を養成します。
キャリア教育
インターンシップや海外コーオププロジェクトを通じた実践的な活動で、卒業後の社会的自立に向けたキャリア形成を支援します。
専門教育の
4つの領域
専門教育は、Society 5.0の中核となる知識・技術を確実に修得するため、
以下の4つの領域に分けて、段階的な学修プログラムを提供します。

1. ITリテラシー領域
現代のエンジニアに必須となるコンピュータ活用能力と、データを扱うためのプログラミングスキルを習得します。

2. 工学基礎領域
物理学や数学など、工学分野全般の根幹となる基礎知識を固めます。

3. 共創領域
エンジニアリングデザインを実施し、知識を応用する実践力とチームで課題を解決する力を養います。

4. スペシャリストフォーカス領域
高度な専門知識とスキルを修得する、本学科の核となる領域です。
分野を超えた学び
本学科ではSociety 5.0の核となる分野を横断的に学べるカリキュラムを提供します。
| 専門領域 | 具体的な専門科目例(スペシャリストフォーカス領域) |
|---|---|
| 情報工学 AI・データサイエンス | オブジェクト指向プログラミング、データ構造とアルゴリズム、AI技術、ソフトウェア工学など |
| ロボティクス | ロボットプログラミング、制御工学、ロボット基礎力学など |
| IoT分野 | システムプログラミング、コンピュータネットワークなど |
卒業後の姿
本学科のカリキュラムは、ディプロマ・ポリシーに則り、卒業までに以下の3つの柱となる能力を体系的に修得できる設計となっています。
- 社会に貢献するリーダーとしての人間力
倫理観、社会的使命感、リーダーシップを養成します。 - グローバルに活躍できるコミュニケーション能力
日本語・英語の言語教育、異文化体験、チーム活動などを通じて、多様性理解と適応力を養成します。 - イノベーターに相応しい卓越した科学技術力
スペシャリストフォーカス科目を通じて、専門知識とスキル、課題発見力、価値創造力を修得します。

