校長メッセージ

Our Vision

鹿田正昭

Leaders of Global Innovationを育成

国際高等専門学校校長

鹿田正昭
Shikada Masaaki

鹿田正昭

「国際高等専門学校」は、社会全体が大きく変化する中にあって、新たな価値を創出し活躍できるグローバルイノベーターの輩出を目的に2018年に開校した全く新しい高等専門学校です。近年注目されているキーワードにSociety5.0やSDGsなどがあります。Society5.0はサイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させ、経済発展と社会的課題の解決を両立する社会を指し、狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く新しい社会を目指すものです。一方、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は「誰一人取り残さない-No one will be left behind」を理念とし、国連に加盟する世界193か国が合意した17の目標、169のターゲットのことで2030年までに達成すべき目標が設定されています。本校はイノベーション時代に必修のSociety5.0、SDGsを理解するための教育にも注力しています。

その教育手法と目標は併設校である金沢工業大学と連携し、STEAM教育を実践し英語での工学基礎・専門基礎を重視すると共に、工学教育の世界標準と言われるCDIOプロセスを導入した豊かな人間力とリーダーシップ力を育成する教育です。先進的な工学教育を実施している金沢工業大学・大学院との一貫教育を行うことや海外の提携校との協働により、グローバルに活躍できる「リーダーの育成」を強力に推進する新たな高等教育システムの構築を目指しています。

さらに、学年が進むにつれて教育環境を変えることで、より複雑な課題に取り組めるようにします。1、2年を過ごす全寮制の白山麓キャンパスでは、白山の豊かな自然の中で、地域社会や産業界とも協力しSociety5.0、SDGsを目指すプロジェクトも取り入れます。3年ではニュージーランドのオタゴポリテクニクに留学、45年では金沢キャンパスでAIIoTCAD3Dスキャナーなどものづくりを通してSociety5.0に必要な技術の実践をおこないます。

20233月に国際理工学科第1期生が卒業し、国内外の大学および企業で活躍を始めました。国際高専は、国内外から幅広く学生を求めています。白山麓キャンパス、ニュージーランド、金沢キャンパスで様々な刺激を受けながら成長できる舞台です。国際高専のイノベーションにご期待ください。

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