3つの方針について

Three Policies

金沢工業大学及び国際高等専門学校は、学生、理事、教職員が三位一体となり、
学園共同体の理想とする工学アカデミアを形成し、学園創設理事である泉屋利吉翁が
定めた三大建学旗標の具現化を目的とする卓越した教育と研究を実践し社会に貢献します。

教育目標

「グローバルイノベーターの育成」

3つの方針について

国際高等専門学校(以下、本校)は、教育目標を達成するために、次の3つのポリシー(アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシー)を設定しています。

入学者受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)

本校は、建学の綱領に掲げる「高邁な人間形成」、「深遠な技術革新」、「雄大な産学協同」の理念に基づき、新たな価値の創出、先進的な工学教育の導入、社会において活躍できる「グローバルイノベーターの育成」を教育の目標としています。
グローバルイノベーターの素養をしっかりと身につけるため、1学年・2学年は全寮制教育により自らが持つ資質や多様な能力の向上を目指し、3学年は1年間の海外留学を義務づけています。4学年・5学年は、金沢工業大学と専門分野やプロジェクト活動において連携することで、最大の成果を生む教育を実践し、世界で活躍できる「リーダーの育成」を目指します。
さらには、「学園共同体が共有する価値」に基づく、行動規範であるKITIDEALSに共感し、自らの自己実現を目指す者の入学を求めています。

求める学生像

  1. 自ら学ぼうとする意欲・基礎学力を持ち、科学技術やデザインシンキング(課題の発見・解決、ものづくり等)、イノベーション(新しい価値の創造)に関心を持つ人
  2. グローバル社会での活躍に強い関心と探求心を持ち、英語コミュニケーション能力を高めようとする人
  3. 多様な価値観を理解し、社会や地域の課題解決に意欲を持ち、主体的に行動する人

入学までに身につけておく能力

 中学校卒業までに学ぶ基礎学力(数学、理科、英語、国語、社会、美術、技術等)を幅広く学習していることが必要です。

入学者選抜における基本方針

 入学試験は、多様な学生を募集するため「グローバル入試」、「一般入試」、「自己推薦入試」を実施します。
 中学校等の課程で学習する知識・技能を重視し、学習の達成度を測るとともに表現力、コミュニケーション力等主体性を持って学ぶ姿勢について、多面的・総合的に評価します。
 「面接試験(主に対話)」は、英語及び日本語によりコミュニケーション力等の能力を総合的に評価します。
 「学力試験」は、中学校等の課程における数学及び英語の基礎学力を筆記試験(記述)により評価します。

 

KIT-IDEALS

「学園共同体が共有する価値」に基づく信条(行動規範)

この学園に集う私たちは、学園共同体として共有すべき価値を“KIT-IDEALS”としてまとめ、これらに基づく信条を次の通り定めました。これを学生、理事、教職員が常に意識し、尊重することによって学園共同体の向上発展を目指します。

Kindness of Heart 私たちは「素直、感謝、謙虚」の心を持つことに努め、明るく公正な学びの場を実現します。
Intellectual Curiosity 私たちは「情熱、自信、信念」を持つことに努め、精気に満ちた学びの場を実現します。
Team Spirit 私たちは「主体性、独創性、柔軟性」を持つことに努め、共同と共創による絶えざる改革を進め、前進します。
Integrity 私たちは、誠実であることを大切にし、共に学ぶ喜びを実現します。
Deligence 私たちは、勤勉であることを大切にし、自らの向上に努力する人を応援します。
Energy 私たちは、活動的であることを大切にし、達成や発見の喜びを実現します。
Autonomy 私たちは、自分の行いを律し、1人ひとりを信頼し、尊敬します。
Leadership 私たちは、チームワークを大切にし、自分の役割を自覚しつつ、責任を果たします。
Self-Realization 私たちは、自らが目標を持つことを大切にし、失敗に臆することなくさらに高い目標に向って挑戦することに努めます。

 

教育課程の編成方針(カリキュラム・ポリシー)

本校は、グローバルイノベーターの素養をしっかりと身につけさせるために、下記を特色とする「CDIOイニシアチブ」の理念をカリキュラムに織り込み、学生の主体的な体験を重視するカリキュラムを編成しています。また、学修成果の評価については、成果物や試験以外に、活動プロセスや協働状況を評価するためにLMS(学習管理システム)を活用しています。

  1. 課題発見・解決力を高める。
    入学時から、Open-ended、即ち決まった答えのない問題について解決策を探るプロジェクトを早い段階でスタートさせる。継続的にデザインシンキングを実践する機会を設けて、課題を発見・定義する経験を繰り返し、幅広い研究成果や調査技術を駆使し、課題の解決へと結びつける力を養っていく。
  2. 科学的思考力、コミュニケーション能力を鍛える。
    他者と協働しながらアカデミックな探究の精神を養うこと、批判的・分析的思考の技術を磨くこと、ディスカッションやディベートを含む効果的なコミュニケーション能力を育成することに努める。
  3. よりよい社会づくりに積極的に参画する態度を養う。
    地域とのふれあいを意識し、地域社会や自然・環境を調査・研究対象としたプロジェクトを行い、地域貢献を通じて社会の一員としての自覚を醸成する。 
  4. グローバルに活躍できる英語力を培う。
    特に数学、科学、工学における教育伝達の手段としてほとんどの授業を英語で行う。
  5. 異なる文化や、多様な価値観を持つ人々と協働する力を身につける。
    文学と芸術に触れる機会や、世界の人々と協働する体験を通じ、創造性と、自身や社会並びに世界に対する深い理解を育む。

    卒業認定方針(ディプロマ・ポリシー)

    本校は、グローバルに活躍するイノベーターの素養を身につけた実践的・創造的技術者を養成しています。
    グローバルイノベーターとは、課題を発見する科学的思考力を持ち、最新の工学知識や洞察力を身につけ、創造的な解決策を用いて新しい価値を生み出す人材です。さらに、さまざまな分野の専門家たちと協働し、文化や価値観の多様性を受け入れ、グローバル社会で活躍する力を持ったプロフェッショナルでもあります。
    新しい価値の発見者“イノベーター”は、工学原理、工学実践を幅広く理解していなければなりません。つまり、工学教育改革を目指す国際的組織「CDIOイニシアチブ」の「Conceive、Design、Implement、Operate」というそれぞれの段階を理解し実践する者です。
    具体的には、次の能力及び行動規範を身につけることが求められます。

    Ⅰ 社会に貢献するリーダーとしての人間力

    1. 革新への挑戦
      信念(高い志・強靭な意志)を持って行動し、失敗に臆することなく粘り強く挑戦し続け、自身やチームを成功へと導くことができる。
    2. 社会的使命感
      地域社会や自然環境に関心を持ち、社会的な課題の解決に使命感を持っている。
    3. リーダーとしての高潔
      グローバルな環境でリーダーシップを発揮する一方で、謙虚さや他者への尊敬、思いやりを持ち、信頼される人格を備えている。

    Ⅱ グローバルに活躍できるコミュニケーション能力

    1. コラボレーション
      チームで目標を達成するために、自分の役割と提供できる価値を認識し、積極的に貢献する。
    2. 多様性とアイデンティティ
      多様な文化や価値観を持つ人々と協働するための教養を備えつつ、自身の考えを持っている。
    3. 心を動かす力
      自身の考えを論理的にまとめたうえで、相手の立場や気持ちを考慮しながら効果的に伝えることができる。

    Ⅲ イノベーターに相応しい卓越した科学技術力

    1. 価値創出
      幅広い学問領域の探求とデザイン思考の実践により、これまでにない価値を創出することができる。
    2. 自然・社会・産業と結びつけた科学的思考
      科学技術を自然・社会・産業の面から理解・分析し、自分の考えを述べることができる。
    3. 常に学び続ける姿勢
      科学・工学の基礎を土台として、常に新しい知識・技術を獲得する姿勢を持っている。

    これらの認識の下、本校の教育理念と教育目的に沿って設定された授業科目や教育プログラムを履修し、基準となる単位数を取得することが卒業の要件です。

    EVENT

    国際高専を知る・体験する
    イベントに参加しよう!

    入試情報

    入試情報

    入試日程・募集要項
    オンライン進学説明会

    オンライン進学説明会

    2025.5.24(土) 7.5(土)

    10.11(土) 12.13(土)
    TikTok

    国際高等専門学校

    公式 TikTok
    Facebook

    国際高等専門学校

    公式Facebook
    X

    国際高等専門学校

    公式X
    LINE

    国際高等専門学校

    公式LINE
    YouTube

    国際高等専門学校

    公式YouTube
    ICT Journal

    金沢・白山麓・ニュージーランド

    ICTジャーナル

    HOME国際高専について理念3つの方針について

    PAGETOP