国際高専:国際高等専門学校

ステークホルダー交流会に学生2名が参加しました。 KIT/ICT Stakeholder Meetup 2021

KIT/ICT Stakeholder Meetup 2021

2022年2月16日(水)、KIT・ICTステークホルダー交流会2021が開催されました。ステークホルダー交流会は授業や課外活動を通して「知識の修得」と「知恵の活用」に取り組んできた金沢工業大学と国際高等専門学校の学生が学外に向けて自分の成長ストーリーのプレゼンテーションを行うというイベントです。今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のためZoomを使用したオンラインで行われ、多くの企業がイノベーターの卵の発表を聞くために参加しました。イベントは2部構成になっており、前半は40名の学生のプレゼンテーション(1人あたり5分)、後半はZoomのブレイクアウトルーム機能を使って参加した企業の方々との交流会が行われました。

勝又 舜介さん(国際理工学科4年)

勝又さんの発表は「将来の日本」というタイトルで、2050年までに日本の労働人口が10%減少することを踏まえ、10人で運用していたサービスを今後は9人で回さなければならない時代だからこそ日本が目指すべき「省力化」について自分の目標を述べました。手書きで面倒な病院の問診票を、保険証やマイナンバーカードを使って自動的に行うシステムなどの具体例を述べながら、国際高専で学んだデザイン思考を通して様々なサービスを使用時、開発時、運用時に分けて分析し、将来はそのような省力化社会を作っていく人材になりたいと締めくくりました。

 

 

 

 

 


山崎 史依さん(国際理工学科2年)

山崎さんの発表は「運命の相手はCADでした。」というタイトルで、自身がFusion360というCADソフトに出会ってから眠れなくなるほど熱中し、コンテストの最優秀賞受賞に至るまでの成長ストーリーを語りました。山崎さんは国際高専の授業でFusion360に出会い、些細なきっかけから興味を持つようになりました。この時、白山麓キャンパスの恵まれた環境だったからこそ没頭することができ、共に生活するからこそ学生・先生にコンセプトの相談や作品へのフィードバックを容易に貰うことができたと話しました。

 

 

 

 

 

発表後はブレイクアウトルームに分かれて1時間ほど2人に関心を持ってくれた企業の方々と交流を行いました。2人に対する質問では「どのようなものをモチベーションにしているのか」「ものづくりに挑戦する原動力は?」「社会に出てから自分を活かしてしたいことは?」などがありました。山崎さんは「気分転換は自然が豊かな白山麓キャンパスの周りを歩いたり、朝早く起きてメーカースタジオでモノを作ること」「好奇心が元々強く、周りの人間を驚かせたい」というモチベーションについて話しました。勝又さんは「ロボットアニメのような空想のSF世界を実現したい」という自身の目標について語りました。学生たちからも企業の方々へそれぞれの業務・業界や、社会人になることについての質問があり、とても活発なやり取りが行われてあっという間に時間が経ちました。

感想

終了後に2人に感想を伺うと勝又さんは「面白かった。国際高専は授業でプレゼンテーションが多くて慣れている上に、今回はいつもより練習時間が用意されていたので問題なくできた。言いたいことが言えたので、自分がどのような人間か理解してもらえたと思う。ブレイクアウトルームでの交流については、これまではソフトウェアばかりに興味が向きがちでしたが、企業の方々から具体的な商品やサービスの話を伺うことでお客さんの視点に立って考えるきっかけになった。それを学生という早いうちにできたことが良かった」と振り返りました。

山崎さんは「発表を行った直後にブレイクアウトルームで1時間みっちり交流することで、自身を客観的に分析し、自分の魅力に気づくきっかけになった。CAD以外にも興味がある分野がたくさんあるので、就活をする時には周りからみて際立つようなさらに魅力的な人間になりたい」と語りました。

HOMENewsステークホルダー交流会に学生2名が参加しました。

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