2022年5月20日（金）、金沢キャンパスにて４、５年生を対象に交通安全講習会が合同講義室で行われ、金沢中警察署 交通第一課の坂谷内 紀人企画係長が講師として来校しました。金沢キャンパスに通う４、５年生の多くは移動手段として自転車を使っていますので、自転車が講話の中心となりました。

前半ではDVDを流して、道路を走る危険性を映像で見せました。冒頭のドラマ部分では自転車に乗った高校生が一時停止を無視したことで命を落としてしまい、交通事故の悲惨さを痛感させました。自転車の危険行為は近年取り締まりが強化されており、14歳以上が特定の危険行為を3年以内に2回繰り返すと「自転車運転者講習」の受講を命じられます。これを受講しなかった場合は罰金もあります。

DVDでは続けて自転車でどこを走ったら良いか、一時停止・右折左折時の注意、危険を予測しながら運転する大切さ、事故を起こした場合の義務について紹介しました。自転車は「運転免許が必要ない軽車両」という意識が大事で、自分だけではなく他人の命を左右する危険性があることを忘れてはいけません。自転車を伴う事故のほとんどは「危険行為」をしている時に発生しているので、正しい運転を心掛けることが大切なのです。

後半の坂谷内氏の講話では、さらに違反・事故を起こした場合の詳細を具体例を交えて話しました。特に「どんなに小さな事故であったとしても、その場を離れると当て逃げになってしまうため警察に通報してください。電話を受けた警察もどうすれば良いのか、優しく対応して教えてくれます」と強調しました。