7月2日（土）、3年生が必修科目「生活と文化」の一環で、石川県羽咋市の洞谷山永光寺（とうこくさん ようこうじ）で座禅を体験しました。永光寺は曹洞宗のお寺です。白木造りの山門をくぐると、ご住職が笑顔で出迎えてくださり、座禅堂は暑すぎるからとのご配慮で、風の通る広い本堂にて座禅を行いました。学生たちは鐘の音や小鳥のさえずりを感じながら、姿勢や呼吸を整え、自己と向き合いました。学生全員が肩を打つ警策（きょうさく）を受け、「2回目は痛く感じなかった」と余裕の表情を見せる学生もいました。
「何もしない」「何も考えない」「意味や目的を求めない」――
普段学校で耳にすることとは真逆とも言える禅の思想。ご住職の講話に真剣に耳を傾ける学生たちの姿が印象的でした。
　
　来月、3年生はいよいよニュージーランドへ渡ります。本科目で体験的に学んだことが現地での異文化交流に役立ち、ものの見方を変えたり、肩の力を抜いて過ごしたりするヒントとなったことでしょう。