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サイバー安全講習会が金沢キャンパスで行われました。 Cyber Safety Seminar at Kanazawa Campus

Cyber Safety Seminar at Kanazawa Campus

2023年6月23日(金)、サイバー安全講習会が金沢キャンパスの合同講義室で実施され、4・5年生がインターネット上やSNSに潜む危険から身を守るすべを学びました。講師として来校した石川県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課サイバー犯罪対策係の庄司弘幸さんがサイバー犯罪の手口と対策やSNSの危険性について話をしました。

令和4年のサイバー犯罪に関する石川県内の相談件数は2949件と、ここ10年で「2.8倍」になっており、今年も増加傾向です。相談で多いのは「詐欺・悪質商法被害」、「クレジットカード不正利用」、「迷惑メール」の3種類です。本物に似せた偽通販サイトや、会員登録したように見せかけて多額な入会金を請求するワンクリック詐欺、クレジットカードの不正利用を警告するフリをして情報を入力させるサポート詐欺など様々な手法がありますが、これらに引っかからないためにはとにかく落ち着いて行動することです。頻繁に使用するサイトはブックマークし、パスワードは使い回さず、怪しいサイトを見抜くことが重要です。

4・5年生のような若者に被害者が多いのはSNS関連です。気軽に楽しく投稿できますが、ちょっとした投稿から誘拐、ストーカー、犯罪勧誘、ネットいじめ、リベンジポルノなどの被害に遭うことがあります。特に近年は闇バイト・裏バイトと呼ばれる割の良い仕事の勧誘に使われていることが多く、庄司さんは「楽に稼げる仕事には必ず裏があります。絶対に受けないようにしてください。犯罪者が本当に報酬を支払うと思いますか?」と強調しました。また、気軽に投稿できるから大丈夫だろうと思ってしまいがちだが、SNSは安易に名誉毀損、侮辱、著作権侵害、業務妨害、違法アップロード、違法ダウンロードなどの違法行為をしてしまう場合もあります。被害者はもちろん、加害者にならないように注意しましょう。一度インターネット上に公開された情報はデジタルタトゥーと呼ばれ、一生消えないと考えるべきです。

講義終了後の質疑応答の時間では、石川県で検挙されているサイバー犯罪と犯人の処罰、犯人が他県や国外にいた場合の捜査方法についての質問があり、活発なやりとりが行われて大変有意義な時間となりました。

HOMENewsサイバー安全講習会が金沢キャンパスで行われました。

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