国際高専:国際高等専門学校

国際高専主管で「第36回アイデア対決・全国高専ロボコン2023東海北陸地区大会」開催 ~一丸となって「おもてなし」の心を実践~

「アイデア対決・全国高専ロボコン2023東海北陸地区大会」が、10月29日(日)に国際高専主管のもと、金沢工業大学扇が丘キャンパス内にある第2体育館で開催されました。東海北陸地区9高専(10キャンパス)から20チームが参加して熱戦を繰り広げました。今年度の競技課題は『もぎもぎ!フルーツGOラウンド』。具体的なミッションは、「空中の縄を抜け、地上の障害物を乗り越える」と「フルーツを収穫する」でした。中でも最大の見どころは「フルーツの収穫」です。ロボットの制限高さを越える位置にあるフルーツの収穫や、2周目以降に使うことができるお助けアイテムをいかに活用するかが、アイデアの見せどころです。

主な試合結果は、優勝「鈴鹿高専Aチーム」、準優勝「豊田高専Aチーム」でした。全国大会出場には、この2チームに加え「富山高専(本郷キャンパス) Bチーム」「鳥羽商船高専Aチーム」の4チームが推薦されました。国際高専チームは惜しくも全国大会出場を逃しましたが、Aチームが「特別賞(株式会社安川電機)」、Bチームが「特別賞(セメダイン株式会社)」をそれぞれ獲得し、両チームともに入賞を果たしました。

大会の模様は、NHK総合テレビで11月23日(水)13:05に放映されます。YouTubeでは当日の配信映像がアーカイブとして随時視聴可能であり、ご興味のある方はご覧ください。あらましの最後になりますが、今大会を成功裏に終えることが出来たのも偏に広く本学園関係者の皆様のご助力の賜物であり、紙面をお借りして厚く御礼申し上げます。以下、時系列でトピックスをご紹介します。

2日間にわたる設営(10月27日~28日午前):関係者の協力でスムーズに完了

設営初日の冒頭、鹿田正昭校長より、関係者に対して、担当校として「おもてなし」の心を大切にして運営に当たるようにとの訓示がありました。その後、土足での入場を可能とするため、大会会場となった第2体育館を始め、大会事務局スタッフ室となった第1体育館も含め全面床養生とする本格的作業を開始しました。この際、教職員の他、白山麓キャンパスの学生も含めて関係者総動員で作業にあたりました。

大会前日(10月28日):テストランと番組収録リハーサルで熱気

設営2日目の午前中に行われた参加各高専のロボット搬入は生憎の雨模様に見舞われましたが、スタッフの奮闘の甲斐あって大きな混乱もなく完了しました。午後からは、ロボットのテストランと大会本番を想定した収録リハーサルが行われ、会場は緊迫した空気に包まれました。余談になりますが、今回実況担当の松岡アナウンサーは東京の全国大会中継の経験もあるベテランアナウンサーで、報告者は「常に本番を意識したプロとしての仕事ぶり」に感心しきりでした。

大会当日(10月29日):10高専20チームによる大熱戦が繰り広げられた

当日は、各校応援団や一般観客等を合わせて約1,000名が参加して開会式が行われ、開催校を代表して鹿田正昭校長からの主催者挨拶の後、熱戦の火蓋が切られました。ここで、競技進行の要となる審判として、金沢工業大学工学部ロボティクス学科の土居隆宏教授には主審を、また、研究室の学生さん4名には副審を務めて頂きました。4グループに分かれたリーグ戦の後、決勝トーナメントが行われ、冒頭に述べた通りの対戦結果となりました。

むすびに代えて:御礼と今後のお願い

今回、皆様のご尽力のもと、無事大会を終了できたことを改めて御礼申し上げます。大会後、鹿田正昭校長からスタッフ一同に対し「今回、運営面では大成功でしたが、全国大会出場校の発表時に本校の名前が無かったのは非常に残念でした。来年度は、是非全国大会出場を果たしたい」と、次年度へ向けての決意表明がありました。来年度に向けては、学園全体でより一層のご支援・ご協力を賜りたく、ここにお願い申し上げます。

HOMENews国際高専主管で「第36回アイデア対決・全国高専ロボコン2023東海北陸地区大会」開催

PAGETOP