国際高専:国際高等専門学校

2年生 村井 優風香さんがIELTS8.0を取得 村井さんにIELTS8.0取得への道のりや国際高専での生活、国際高専で得たことなどをインタビュー

村井さんにIELTS8.0取得への道のりや国際高専での生活、国際高専で得たことなどをインタビュー

2023年12月9日(土)、白山麓キャンパスでIELTS試験が実施され、2年生 村井 優風香さん(当時1年生)がIELTS 8.0を取得しました。そんな村井さんにIELTS8.0取得への道のりや国際高専での生活、国際高専で得たことなどを聞きました。 

国際高専では3年生全員がニュージーランドのオタゴポリテクニックへの留学を必修としています。そのため、海外の大学進学レベルとされるIELTS 5.5を2年生までに達成するスコアとして目標にしています。

(インタビュアー・間加田 侑里)

ステファニー先生と村井さん

―― ILETS8.0取得おめでとうございます!

村井 ありがとうございます!自分でも驚いています(笑)

 

―― ILETSの試験に向けて、どのように勉強しましたか?

村井 基本的には授業の中でIELTSの勉強をしました。ステファニー・レノルズ先生のリーディング・ライティングの授業で、ライティングの練習を何度もして、フィードバックを受けたり、的確なアドバイスをもらったりしました。先生は同じ単語を使いすぎていたら他の単語に言い換える提案をしてくれたりしました。この授業は私含めて2人しか受講生がいなかったので、少人数だからこそ丁寧に時間をかけて教えてもらえました。

※国際高専の英語科目は英語能力別にクラス分けをしています。

 

 

クリスマスパーティー ! 英語科目担当のポーリン先生と

―― 少人数だからこそ、先生との距離も近くて試験対策に集中できたのかもしれませんね。リスニング・スピーキングはどのように練習しましたか?

村井 定期的に英語科目の先生たちからリスニングとスピーキングのパートの練習があったおかげだと思います。それと国際高専は常に英語に触れる環境が整っていて、世界中から集まった外国人の先生が校内にたくさんいるので、先生たちと話をしたりして日常生活で英語を取り入れることができています。そのおかげで、普段から頭の中で英語に慣れさせることができました!

 

―― 白山麓キャンパスでは半数以上が外国籍の先生なので、まるで海外にいるかのような英語環境に身を置くことができますよね。IELTSに出題される英単語はどのように学びましたか?

村井 英語の授業で日々新しい英単語を修得するのはもちろんですが、国際高専ではSTEM科目も英語で受講しなければいないうえに、私は歴史文化という科目も英語で受講していました。この授業では、世界で起こっている問題を取り上げながら、その国の歴史や文化について学ぶことができました。これらの授業のおかげで、専門的・技術的な英単語を総括して一気に学ぶことができました。ILETSの問題は歴史、地理、生物など様々なテーマがよく出題されるので、英語系以外の授業で学んだボキャブラリーが役に立ちました。

 

―― 英語に情熱を感じますが、英語は元々好きだったんですか?

村井 元々、お母さんが小さい頃から英語の教材ビデオを流してくれていたらしいです。私は記憶にありませんが(笑)小学校の頃からから公文に通ったり、Netflixでドラマを観たり、洋楽を聴いたりしながら英語を学び、話せるようになりました。Netflixでは、アカデミックな単語というよりかは、日常的に使われているフレーズなどを聴いていました。分からない単語などはすぐに調べていました。

 

 ―― 昔から英語が好きだったんですね。村井さんは国際高専に入学して、何か得たことはありますか?

村井 私は国際高専生になってから、一般科目以外にもロボティクスやSTEM科目など専門的なことが学べて視野が広がりました。それと起業にも興味があり、国際高専には「スタートアップ」という活動もあります。そこでは実際にどういうビジネスが必要とされているか、どうしたらビジネスが成功するかを学ぶこともできます。国際高専の先生たちはいろいろな経験を持っていて、それぞれの先生がいろんな分野の知識を持っています。学生一人一人のしたいことに相談に乗ってくれて、しっかりサポートしてくれます。国際高専には、自分の夢について考える材料がたくさんあるので、それぞれが進みたい道の未来が見えてきます。これからの未来や社会の中で働くようになったとき、どういう風に貢献していこうかとか、考える機会がたくさんできました。

 

―― 将来の夢は決まっていますか?

村井 将来の夢はまだはっきりとは決まっていませんが、私は建物や街づくりに興味があるので、インテリアなどの建築系や起業家になりたいと考えています。そこでも英語が軸となり、国際的な人脈を作り、他の国の人たちと交流し、これから知識と経験を積んでいきたいです。日本国内だけではなく、海外にも旅行へ行き、文化や風習、人との繋がり、そのツールとして英語を大切にしていきたいです。

 

―― やはり常に英語が軸となっているんですね。国際高専に入学を考えている中学生に向けたメッセージはありますか?

村井 自分が今やりたいことが決まっていたら、ここで更にその夢について深く掘り下げてみたり、他のことに興味をもってみたりする機会がたくさんあります。逆に、なにをしたらいいか分からない人も、様々な環境からきている学生や違う夢を持った学生が周りにいるので、自分のペースで自分がどのような形で社会に貢献できるかを考えるチャンスもたくさんあります。実際に国際高専でいろんなことに挑戦・実践してみたらいいんじゃないかなと思います。

 

―― 最後に、今年度の冬にIELTSの試験を受ける機会がありますよね。目標はありますか?

村井 授業外の時間にIELTSの復習をしたり、改善しようとしたりする時間をもっと作り、より良い点数を取得したいです。他の学生の英語力の上達を実感しているので、焦っています(笑)

 

―― 村井さん、ありがとうございました!

 

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