国際高専:国際高等専門学校

自己点検・評価の方針

令和元年612日学務会議制定
令和元年617日常任理事会承認

国際高等専門学校における自己点検・評価に関する実施方針

1.趣旨

 国際高等専門学校(以下「本校」という。)は、学則第1条に基づき、本校の目的及び社会的使命を達成するため、教育活動等の状況について定期的に自己点検・評価を行い、それらに関する情報を公表することで継続的に教育の質の改善・向上を図っていく。

2.実施体制とその対象

 自己点検・評価の実施は、別紙の「自己点検・評価の仕組み」に基づいた体制で行う。また、本校は金沢工業大学と教育理念並びに施設設備等を共有していることから、自己点検・評価の実施にあたっては、法人本部企画部CS室及び企画委員会室の協力を得て、教育活動全般を対象に行う。

3.自己点検・評価の項目

 自己点検・評価項目は、認証評価機関が定める基準等を参考に自己点検評価委員会が定める。

4.自己点検・評価の実施

 自己点検評価委員会は、教育の実態把握及び点検評価を毎年度行い、その結果を校長に報告する。また、校長は自己点検・評価結果について、本校教職員以外の者による検証を行うように努める。

5.結果に基づく改善

 校長は、評価結果に基づき改善が必要と認められた事項について、関係する委員会等にその改善策の検討を付託する。付託された委員会等は、改善案を校長に提出しなければならない。提出された改善案は、学務会議の審議を経て決定する。決定された改善策は、全教職員へ通知され、校務の遂行に反映する。

6.自己評価書の作成時期

 自己評価書の作成時期は、機関別認証評価受審年度とその3年または4年後とする。

7.結果の公表

 本校は、自己点検・評価結果を、ホームページ等を通じて広く社会に向けて公表する。

以上

別紙

平成1741日制定
令和元年612日改訂

自己点検・評価の仕組み

 本校は、教育の改善を図るために外部機関による評価を受けると共に、本校でも学生と教職員が一体となり、各種の方法で自己点検・評価を実施する。

 なお、この自己点検・評価の仕組みは、学生便覧等を通して関係者全員の共通認識を図る。

  1. 学生は、自ら学んだ学習内容(学習の到達度)を各科目の成績や修学状況から確認する。さらに、学生は授業アンケートやICT総合アンケートへの回答を通して、授業への取り組みの積極性や、成果、課外における活動の充実度等を自己点検・評価する。
  2. 教員はアンケート等の内容をベースに学生との相互確認を行い、1年間の教育活動について自己点検・評価を行う。年度末には「教育改善成果に関する自己点検・評価」を、年度初めに「教育改善への取組と今年度の目標」を作成し、校長に提出する。校長は、「教育改善成果に関する自己点検・評価」及び「教育改善への取組と今年度の目標」の内容に基づき個別に面談を実施し、各教員の活動状況全般を確認すると共に、教育の改善目標について合意形成を図る。各教員は、授業運営の観点から昨年度の実績とその評価及び反省の上に立って、今年度の授業改善に取り組む。
  3. 各教員が授業において実践した活動内容については、教育成果発表会や創造技術教育研究所でまとめた教育に関する研究報告書「創造技術教育」によって、個々の教員の優れた教育実践例のノウハウを全教員が共有する。また、FD/SD研修会は、自己点検・評価に基づき授業や学生支援の創意工夫を図るものとして継続的に実施する。
  4. 本校の学事運営を行う組織として、学務会議を中心に、修学、学生生活支援、進路、教育研究の観点から、教務委員会、学生委員会、修学支援委員会、デザイン教育研究委員会などを設置している。多くの教職員がこれらの組織の一員として学事運営に携わることで、各教職員が行った教育実践や学事運営における自己点検・評価を学校全体の教育改善活動の中で活かす。
  5. 自己点検評価委員会は、本校の自己点検・評価を毎年度確認し、その結果を校長に報告する。校長は、本法人の諮問機関である十年委員会に対して、自己点検・評価結果に基づき教育・研究活動における取り組みの状況や改善計画などを報告する。

 このように、本校は、学生及び教職員の自己点検・評価と組織的な取り組みにより学校全体の自己点検・評価へ展開する仕組みを有しており、継続的な教育改善を通じて、学園共同体の理想とするラーニングコミュニティ「工学アカデミア」の形成を目指している。

以上

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