国際高専:国際高等専門学校

Collaborative Project イチゴの成長を制御するシステムを産学連携で共同研究

国際高専白山麓キャンパスの一角にある金沢工業大学地方創生研究所では、「農業ICTプロジェクト」が進行中です。
農業ICTプロジェクトは、イチゴのビニールハウス内の温度や湿度を管理し、イチゴの品質や収穫量の安定化を目指すもので、北菱電興株式会社(金沢市)と金沢工業大学の産学連携共同研究です。

プロジェクトでは、ビニールハウス内の環境をモニタリングするセンサーや、農作業をサポートするロボットなどの開発を目指しています。試作したセンサーやロボットの実証実験は、北菱電興と農業組合法人が共同運営している「いちごファームHakusan」で行われています。ビニールハウス内で取得したデータは、イチゴの育成条件や品質との相関確認に活用できるため、イチゴの生育に合わせて温度や湿度などハウス内の環境を一定に保ち、品質のばらつきを抑えることができるようになります。また、農作業ロボットをイチゴの摘花作業に活用することで、24時間体制でイチゴの摘花が可能となり、重労働から農家の方を解放し、大規模な圃場でも品質や収穫量の安定化が可能となります。

今年のいちごファームHakusan の最盛期には、毎週大勢の家族連れがイチゴ狩りを楽しみ、にぎわいを見せました。同ファーム は、白山麓キャンパスからほど近い白山市鳥越地区にあり、6月4日(月)にはルイス・バークスデール校長、大澤敏金沢工業大学学長、山崎俊太郎研究プロジェクト主事らがファームを視察しました。企業や地域とのかかわりを学び、課題発見・解決策提案を実践する絶好の機会であることから、国際高専の学生もプロジェクトに参加するべく、準備を進めています。

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