国際高専:国際高等専門学校

ICT FD Workshop FD研修 教職員がポジティブサイコロジー学ぶ

ポジティブ心理学が教育に良好な影響をもたらすとの考えを述べる塩谷氏

8月28日(火)、金沢工業大学心理科学研究所所長の塩谷亨氏を講師に招き、FD研修の一環として金沢キャンパス会議室でポジティブ心理学をテーマとしたワークショップを実施しました。

FDとは、ファカルティ・ディベロップメント(Faculty Development)の略で、教員の教育能力の開発と向上を目指す活動の総称です。主に大学や大学院などの高等教育機関で取り入れられるもので、国際高専でも、FD研修を年に数回実施しています。

塩谷氏はまずポジティブ心理学について「人の心のマイナス面の研究に偏りがちだった従来の心理学に対して、プラス面に着目し、よいところを伸ばしていこうとするもの」とし、その目的を「『ウェルビーイング(=幸せであること)』を高め、健やかな心の状態を維持することにある」と説明しました。ポジティブ心理学は教育の分野でも注目されており、学生が学業上の成功とともにウェルビーイングを得ることで、より豊かで幸せな人生を歩むことができるのではないかと効果が期待されています。

国際高専では1、2年生に全寮制を導入しており、学生の心理的ケアが一層重要になることから、参加した教員は真剣な面持ちで話に聴き入っていました。

また8月17日(金)には、昨年度末に学生・教職員に対して行ったアンケート結果の報告会をFDとして開催し、アイ・ポイントの池田晋氏から分析結果を聞きました。アンケート結果からは授業に対する満足度が過去最高となる一方、学校に対する総合的な満足度が2年連続で下がるなど、課題も見つかりました。

国際高専では、毎年「授業アンケート調査」「総合アンケート調査」を学生に実施し、授業一つひとつに対する満足度を調査しています。また、5年に一度卒業生や企業を対象とするアンケート調査も行っています。学生支援、課外活動、学習環境などについての意見を聞き、幅広く教育改善のための情報を収集しています。

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