国際高専:国際高等専門学校

SDGs特別講座が開催されました。 Special SDGs class held at Kanazawa campus

Special SDGs class held at Kanazawa campus

令和元年716日(火)国際高等専門学校5年生を対象として、SDGs特別講座が開催された。講師として金沢青年会議所より9名が来校し、電気電子工学科、機械工学科、グローバル情報学科のクラスごとにワークショップが開催された。

SDGs(持続可能な開発目標)とは、20159月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標であり、持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない世界を目指している。

はじめに、講師よりSDGsの概要について説明が行われ、外務省が作成したSDGsについての紹介ビデオを鑑賞した。SDGsの17のゴールには、「1.貧困をなくそう」、「3.すべての人に健康と福祉を」等、実現には世界各国で力を合わせる必要があるため、個人にはできることがない、関係ないと感じてしまう人が多いのが現状である。

次に、「持続可能な社会のためにナマケモノにもできるアクション・ガイド」として、金沢工業大学生(以下工大生)が作成したビデオを鑑賞した。これは、ナマケモノに扮した工大生が、「自販機で飲料を購入せずウォーターサーバーを使用している」「コンビニ弁当ではなく手作りのお弁当を持参している」等、工大生が節約のためにしていた行動が、無駄なごみの抑制となり、SDGsの達成に繋がっていくことを学んでいくという内容であった。

その後、学生は17のゴール達成から逆算し、自分が普段している行動で達成に繋がることがないかを検討した。講師は普段の行動がSDGsの達成に繋がることを説明し、学生たちはSDGs達成に向けて今後自分たちで実施していける行動についてグループ討議を行った。グループ討議後の発表として、「13.気候変動に具体的な対策を」として「授業が終わったら速やかに教室を消灯して帰宅する」や、「12.つくる責任 つかう責任」として「ごみの分別をしっかりする」や「食べることができるものは何でも食べる、虫も草も」等身近な行動からユニークな意見まで様々なアイデアが発表された。

最後に講師から「普段生活しているうえでの疑問や感じていることについて考えることもSDGsに繋がる、明日からといわず、今日からSDGs達成に向けて各自ができる行動をしていこう」という言葉でワークショップは終了した。

はじめはSDGsについて詳しくない学生も多かったようだが、身近な行動がSDGs達成に繋がることを知れる良い機会となったと思われる。今回の講座が学生の意識改革に繋がり、今後の活動や社会に出た後の問題発見・解決に活かされることを祈るばかりである。

HOMENewsSDGs特別講座が開催されました。

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