国際高専:国際高等専門学校

金沢キャンパスで避難訓練が行われました。 Kanazawa Campus Fire Drill

2022年5月6日(金)、国際高専の4、5年生が通う金沢キャンパスで避難訓練が実施されました。この訓練は学生・教職員の火災発生時における適切で迅速な対応と防火意識向上を図ることが目的で、元消防職員で防災士の山口博文氏の指導のもとに行われました。火災発生場所は3階のコンピューター演習室で、出火がカーテンに燃え移り広がった想定で、また、初期消火中の職員が右足を捻挫し動けない怪我人1名の想定で行いました。

午後3時15分頃、火災を発見した藤島先生が大声で助けを呼び、初期消火を開始。藤島先生の指示で井上先生が1階の事務局へ火災を知らせに行きました。井上先生の情報を受けた事務局の職員は、山岸局長の指示のもと、車椅子と担架を持って3階の現場へ向かい、1名は携帯電話で119番通報、もう1名はケガ人の応急手当を施し、1階玄関前のプラザまで搬送し応急救護所にて手当をしました。事務局の職員は指揮本部を準備する班と応急救護所の設置班に分かれ、活動する校内の学生・教職員全員は1階プラザに避難しました。1階からの応援職員と3階の先生が協力して怪我人(人形)を車椅子に乗せてプラザの応急救護所へ救出しました。担任の先生は、避難誘導した学生の数を指揮本部に報告しました。今回の訓練では、教職員が緊張感を持って対応し、学生を安全に誘導・避難させることができ、非常にスムーズで実りある避難訓練となりました。

訓練指導者の講評の後、引き続きAED取扱講習が行われ、4、5年生が3グループに分かれて心肺蘇生とAEDの使い方を練習しました。怪我人を発見した場合は周囲の安全を確認したあと、大きな声で「もしもし!大丈夫ですか!」と意識を確認し、呼吸を確認できない場合は、直ちに胸骨圧迫し心肺蘇生を試みます。また、近くの人間に119番通報とAEDを持ってくることを指示します。救急隊員が到着するまで心肺蘇生とAEDを正しく続けることで、命を助ける実技を体験しました。その後、訓練は午後3時45分頃に終了し、学生・教職員ともに有意義な訓練となりました。終了後も何名かの教職員がフォローアップの質問をしたり、三角巾で怪我人の足首を固定する応急手当等を習いました。

HOMENews金沢キャンパスで避難訓練が行われました。

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