国際高専:国際高等専門学校

「のと鉄道デジタルスタンプラリー」と乗降客カウントシステム 5年生3名のプロジェクトが大学コンソーシアム石川に採択されました。

5年生3名のプロジェクトが大学コンソーシアム石川に採択されました。

国際高専の国際理工学科5年で袖美樹子研究室に所属する学生3名がのと鉄道に「のと鉄道デジタルスタンプラリー」を展開します。のと鉄道は石川県の七尾 - 穴水間を走るローカル線で、近年は利用者減少の課題を抱えています。この課題解決に臨むザヒド 昴アブドゥッラーさん、馬場 敢太郎さん、木下 もみさんは観光客や鉄道ファンにのと鉄道の「親しみやすさ」をアピールすべく、「のと鉄道デジタルスタンプラリー」を企画しました。各駅に設置したQRコードをスマートフォン等で読み込むとスタンプが押され、全8駅すべて揃えた先着30名に鉄印キーホルダーをプレゼントします。このキャンペーンのPRとしてGoogle広告を5万件の広告表示を目指し東京、千葉、神奈川に向け行っています。また、のと鉄道デジタルスタンプラリーを紹介する専用ウェブサイトを制作しました。当サイトをデザインし、将来は経営コンサルタントの職に就きたいと語る馬場 敢太郎さんは「観光用のキャンペーンでどれほど能登を訪れる人が増えるのか知りたいんです」と意気込みを話してくれました

「能登」「のと鉄道」を調べると表示されるGoogle広告

 

3名はスタンプラリーの効果を可視化するために同時進行でもうひとつのプロジェクト、「乗降客カウントシステム」に取り組んでいます。これは去年の国際高専グローバルイノベータープロジェクトのメンバーが取り組んだプロジェクトで、のと鉄道の穴水駅にカメラを6台設置し、撮影した画像を用いてAIで乗降客カウントし、夏休み期間の乗降客数調査を行ったものです。詳しくはこちらをご覧ください。今年はこのプロジェクトを再展開するだけではなく、さらに精度を上げるべくザヒド 昴アブドゥッラーさんが大人と子供を判別する機能の追加を目指します。このプロジェクトは大学コンソーシアム石川に採択されています。昨年のデータと今年のデータを比較検証することによりのと鉄道スタンプラリーの効果を数字で示せる予定です。

また、木下もみさんはのと鉄道のようなローカル線に多い無人駅への自動ロボット導入のアイデアを提案するプレゼンテーションを行います。これは利用者がロボットに話しかけることで緊急時の電話、周辺天気や運行表の表示などを行うものです。のと鉄道のような自然豊かな土地では妨害する電波が少ないので、有線のスピーカーではなく、無線で動くロボットの可能性に期待を寄せています。

「のと鉄道デジタルスタンプラリー」は2022年7月25日〜2022年8月5日の期間内に開催されます。

HOMENews「のと鉄道デジタルスタンプラリー」と乗降客カウントシステム

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