国際高専:国際高等専門学校

第5回 別川杯争奪ロボコン大会 5th Betsukawa Corporation Robocon Cup

2019年7月26日(金)第5回 別川杯争奪ロボコン大会が金沢キャンパスで開催されました。別川杯争奪ロボコン大会はレゴマインドストームEV3を使用してジャイロセンサ、赤外線センサ、カラーセンサなどを備えたロボットを制作し、プログラミングで制御して用意されたコースを一周するタイムを競います。コースには様々な課題があり、要救助者を回収してゴールする必要があります。また、タイムは30秒以上でなければならない制約が加えられました。今年は5回目の開催となり、電気電子工学科3年の学生が挑戦しました。

国際高専で教材として使用しているレゴマインドストームEV3は別川製作所の支援をいただいて購入しており、大会には同社から浅香憲一取締役シニアアドバイザー、本校の前校長でもある山田弘文シニアアドバイザーら4名が審査員として来校しました。

学生がコースに挑戦できるのは3回まで。1回目と2回目の間には5分間の調整タイムが用意され、挑戦者たちはこぞってプログラムを書き換えたり、コースを試走したりしていました。小さなミスでロボットは壁に乗り上げたりしてしまうので、学生たちからは「行け!」「惜しい!」などの声が上がっていました。最終的にコースを完走したロボットは7台で、優秀な学生にはトロフィー、表彰状、賞品が贈られました。結果は以下の通りです。

  • 優勝 木下豪心 タイム31秒
  • 2位 松元翼  タイム34.5秒
  • 3位 坂下文哉 タイム41秒
  • 3位 吉田拓海 タイム41.7秒

競技終了後は上位4名によるプレゼンテーションがあり、優勝した木下豪心さんは「曲がる時と直進する時のスピードを変更したことが勝因だった」と話しました。

閉会式では山田弘文さんが「取り組む姿勢が良かったので完走する学生がいるだろうと思った。ソフトウェアは頭の中で成功しても現実では失敗することがある。解決する方法はミスをしっかり観察すること」と話しました。また、浅香憲一さんは「国際高専の実学は素晴らしい。7名も完走者が出たのは各自が他人のミスや良いところを見て改善したからだ」とコメントしました。

HOMENews第5回 別川杯争奪ロボコン大会

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