国際高専:国際高等専門学校

学生が野々市市 民生委員児童委員協議会のDXを支援。タブレット端末による会議のリモート開催やペーパーレス化などを企画・提案しました。

リモート開催や、会議日程調整、出欠確認の自動化、クラウドによるペーパーレス化などを企画・提案。研修会も実施した

金沢工業大学の学生による地方創生・商店街活性化・DK art caféプロジェクト(プロジェクトリーダー:経営情報学科2年 山岸功治さん メンバー49名)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大に伴う外出自粛により通常の学習や業務に支障が出ている地元ジュニアやシニアを対象としたDXの支援活動に取り組んでいます。

*DX:Digital Transformation。情報通信技術により人々の生活をあらゆる面でより豊かに変化させる取り組み

今回は、金沢工業大学経営情報学科 松林賢司研究室で社会問題の解決を課題とする「エンジニアリングデザインⅣ」に取り組む国際高専3年生のザヒド・アブ ドゥッラーさんがプロジェクトリーダーの山岸さんと協力し、野々市市 民生委員児童委員協議会向けに、タブレット端末によるリモートとペーパーレスシステムに取り組みました。

山岸さんとザヒドさんは、SNSによる委員間のコミュニケーションネットワークの構築や、委員会の重要会議のリモート開催、会議日程調整、出欠確認の自動化、会議資料のクラウドによるペーパーレス化等を実現するシステムを企画・提案。民生委員、児童委員約80名に対して研修会も実施しました。

2人は講師として、実際の操作手順に沿った実演を大型スクリーンを活用して実施。参加者へのアンケート調査では8割が学生の説明に満足したとの評価を得ることができました。

DK art caféプロジェクトでは、今後も民生委員全員のシステム活用が円滑に進むよう、適宜、支援活動を継続していく予定です。

<野々市市民生委員児童委員協議会 東伸明会長のコメント>
金沢工業大学の学生さんに協力頂けることは地元大学との関係も深まり、今後の更なる協業にも繋がると期待しています。

<野々市市社会福祉協議会 青木課長コメント>
金沢工業大学の学生さんから操作方法を丁寧に指導頂いたのが良かった。この取り組みが軌道にのれば他の民児協の皆さんにもノウハウを伝えたいです。

<山岸リーダーコメント>
このような先駆的な取り組みに関われることをうれしく思います。どのように伝えれば理解して頂けるのか、皆さんと一緒に考えていく過程が楽しくも感じました。

<ザヒドさんコメント>
将来の目標であるICTインストラクターにも繋がる取り組みでもあり興味を持ちました。皆さんに理解して頂くには、思ったより時間がかかり、難しいと感じました。

DK art caféプロジェクトでは、引き続き、新型コロナウイルス拡大防止はもちろん、Society5.0の実現にも繋がるwith/after コロナ対策として、地元の皆さんの要望に応じたDX支援を、教育機関や自治体、企業に向けて積極的に実施していく予定です。

*民生委員
民生委員は、厚生労働大臣から委嘱され、それぞれの地域において、常に住民の立場に立って相談に応じ、必要な援助を行い、社会福祉の増進に努める方々であり、「児童委員」を兼ねています。児童委員は、地域の子どもたちが元気に安心して暮らせるように、子どもたちを見守り、子育ての不安や妊娠中の心配ごとなどの相談・支援等を行います。

 

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