国際高専:国際高等専門学校

4年生の青木 心路さんが学生ビジネスアイデア・プランコンペティション「M-BIP」で入選しました。 Fourth-year student Kokoro Aoki's idea was selected at business competition "M-BIP"

Fourth-year student Kokoro Aoki's idea was selected at business competition

20211111日(木)、学生ビジネスアイデア・プランコンペティション「Matching HUB Business Idea & Plan CompetitionM-BIP)」がANAクラウンプラザホテル金沢3F瑞雲の間にて開催され、国際理工学科4年の青木 心路さんが提案した「能登 里山里海の恵みを 水中光通信を用いたドローンによるカキ養殖の補助」が入選しました。

M-BIPは学生のアイデアや研究成果をビジネスに活かすことで北陸地域の活性化と人材育成を目指すビジネスコンテストです。北陸先端科学技術大学院大学 産学官連携本部が主催し、今年で8回目を迎えます。今年度は北陸先端科学技術大学院大学、金沢大学、立命館大学、同志社大学など計27提案が入選しました。

青木さんの提案について

青木さんは国際高専の研修施設も存在した石川県鳳珠郡の穴水町に注目。水産業の高齢化とコロナ禍における観光客の減少を知り、ビジネスアイデアの対象地としました。昭和初期に始まったとされる穴水町のカキの養殖は、近年ではまいもんまつり“冬の陣”かきまつりが開催されるなど、重要な観光資源となっています。しかし、カキの生育管理は実際に潜る必要があり、体への負担も大きい。そこで青木さんは水中ドローンによるカキ養殖の補助のビジネスプランを提案しました。水中カメラで撮ったリアルタイムの映像をタブレット等で確認できれば、カキの生育管理をより安全かつ効率的に行えるだけではなく、観光客にカキ養殖の様子を見せるなどして観光客誘致にも活用することができます。水中光通信技術の確立や導入コストの回収などの課題も存在しますが、システムが完成すれば観光客からの収入でマネタイズでき、他の水産業への応用もできると見込んでいます。

青木さんに入選した感想を伺うと「ポスターセッションの準備をしていたら、本番はポスター無しの発表だったのでもっと上手にできたと思うが、それも含めて良い経験になった」と少し悔しそうでした。また、本プロジェクトを選んだ理由としては「以前から水中無人機に興味があり、穴水町のカキ養殖に水中ドローンがマッチしていた」「現在は2DCAD3DCADでパーツを設計して、レーザーカッターを使って切り出している段階で、その中にラズベリーパイを格納する予定」と教えてくれました。水中ドローンの課題について質問すると「担当教員の伊藤恒平先生に色々教わって作っている。防水性も問題なし。今年度中に水中で動かすところまで完成させることが目標」と自信ありげに語ってくれました。

青木さんのポスター

発表の様子

HOMENews4年生の青木 心路さんが学生ビジネスアイデア・プランコンペティション「M-BIP」で入選しました。

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