国際高専:国際高等専門学校

KIT・ICTステークホルダー交流会2022 KIT/ICT Stakeholder Meetup 2022

2023年2月22日(水)、「KIT・ICTステークホルダー交流会2022」が金沢キャンパスの多目的ホールで開催されました。ステークホルダー交流会は金沢工業大学(KIT)と国際高等専門学校(ICT)の学生たちが、その成果を広く学外に向けて発表するために毎年開催されています。今年は約40名の学生が登壇し、企業の方々に向けて5分間のプレゼンテーションを行いました。国際高専からは佐藤 俊太朗さん(4年)と白石 春翔さん(1年)の2名が参加しました。

佐藤 俊太朗さん(4年生)編入後はスマート農業のロボットづくりが目標

佐藤さんは日本の小学校を卒業したあと、マレーシアの中学校へ進学しました。卒業後、身に付けた英語を活かしつつ興味があったものづくりを学ぶために国際高専を受験しました。1・2年生の白山麓キャンパス時代は豊かな自然と農業を営む地域住民との交流に魅力を感じ、金沢キャンパスに移った4年生では高専ロボコンに打ち込みました。高専ロボコンは初挑戦にも関わらず全国大会進出という、努力が実った成功体験を得た佐藤さんは今後も新しいことに挑戦したいと話し、編入する金沢工業大学ではスマート農業のロボット開発に取り組みたいと語りました。また、国際高専で会得した佐藤さんのプレゼンテーション術は軽快で、会場から笑いが起きるシーンもありました。

 

白石 春翔さん(1年)夢は宇宙開発に革命をおこすこと

白石さんのプレゼンテーションは「失敗からの成長」と題され、宇宙開発技術者になるためにしてきた挑戦と失敗を紹介しました。白石さんは子供の頃から宇宙に興味があり、コロナ禍で学校が休校になった中学生時代は電子工作を独自にスタート。パソコンの知識もなかったので、最初はLEDを点滅させるだけでひと月かかったり、工具を爆発させたりする失敗続きだったといいます。元々は地元の高専を目指していましたが、英語も学ぶ必要があると考え国際高専への進学を決意しました。今年はエンジニアリングデザインの授業、高専ロボコン、自由時間を使ってロボット作りと、ものづくりに明け暮れた一年でした。白石さんは「革新的なアイデアが浮かんでも思い通りにいかず、失敗続きだが、そのリピートから脱却する抜け道にこそ大きな学びがある」と語り、今後の目標として高専ロボコン全国大会出場、海外で宇宙工学を学ぶ、宇宙産業に革命をおこす、と強い意気込みを語りました。

プレゼンテーションのあとはポスターセッションがあり、学生2名は訪れたたくさんの企業の方と会話を弾ませました。

HOMENewsKIT・ICTステークホルダー交流会2022

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