サイバー安全講習会が金沢キャンパスで行われました。

サイバー安全講習会が金沢キャンパスで行われました。

202467日(金)、サイバー安全講習会が金沢キャンパスの合同講義室で実施され、同キャンパスに通う4・5年生がインターネット上やSNSに潜む危険について学びました。講師として来校した石川県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課サイバー犯罪対策係の庄司弘幸さんがサイバー犯罪の手口やSNSを使用する上で注意すべきことを話しました。

令和5年のサイバー犯罪に関する相談件数は過去最多の3019件となっており、10年前に比べて2倍以上に増加しています。特に多いのは「詐欺・悪質商法被害」、「クレジットカード不正利用」、「迷惑メール」の3種類で、本物に似せた偽通販サイトや、会員登録したように見せかけて多額な入会金を請求するワンクリック詐欺、クレジットカードの不正利用を警告するフリをして情報を入力させるサポート詐欺など様々な手法があります。講習で庄司さんはサポート詐欺の実際の録音を流し、騙されないために犯罪の手口を知ることが大切だと述べました。

普段から行う対策としては、複数のサービスで同じパスワードを使い回すと芋づる式に被害に遭うため、面倒でも個別に設定することが重要と強調しました。

 

若者に被害者が多いのはSNS関連の犯罪です。SNSは楽しく多数の人間と関われる反面、誘拐、ストーカー、犯罪勧誘、ネットいじめ、リベンジポルノなどの被害に繋がる危険性があります。

近年は闇バイト・裏バイトと呼ばれる割の良い仕事の勧誘に使われることがあり、「危ないと思ったら辞めればいい」と思うのは非常に危険です。庄司さんの話によれば闇バイトで逮捕される若者の多くは「途中から犯罪だと気づいていたが、抜けることができなかった」と話すそうです。辞めようとしても「家族に酷いことをする」などと脅されて、途中で抜け出すことが難しくなります。

また、軽い気持ちで投稿したつもりが名誉毀損、侮辱、著作権違反、業務妨害、違法アップロード、違法ダウンロードなどの違法行為をしてしまう場合があります。被害者はもちろん、加害者にならないように注意しましょう。一度インターネット上に公開された情報はデジタルタトゥーとして一生消えないものになります。最近は就職や結婚する際にSNSで人物像を確認する人も増えており、後悔することがないように注意しましょう。

Cyber Safety Seminar at Kanazawa Campus

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