白山麓キャンパスで薬物に関する講話を実施

2024年6月12日(水)、白山麓キャンパスで1、2年生を対象に白山警察署生活安全課の佐藤 芳乃氏と南 真季氏をお招きし、「薬物に関する講話」が実施されました。

覚せい剤を含めた大麻、麻薬、危険ドラッグなどの薬物検挙人数は年間13,000人以上に達しており、若年層を中心に大麻の検挙数が増加している現状について説明がありました。大麻は覚せい剤に比べて、オシャレやファッションとしてかっこいいイメージが持たれる他、国によっては使用することが犯罪とならないケースがあることから他の薬物と比べ問題がないなどの誤解を受けやすく、軽い気持ちで使用されてしまうケースが多いことを指摘されました。しかし、大麻が違法ではないことについてはその国が抱える薬物問題の事情による対応策の一つであり、大麻の摂取が安全で問題がないということではないことを説明されました。

薬物には大きな健康被害が伴うとともに、欲する意識をなくすことができず「一生我慢し続けることとなる」ほどの強い中毒性があります。そのため、販売者にとって薬物を利用させることで安定した収入源の確保に繋がり、仲間意識を巧みに利用したり、軽い気持ちで利用を進めさせたりする手口によって使用を勧めているものであることを理解し、そのような販売場面に遭遇した場合は、断る勇気が必要であることが強調されました。断り方についても、相手の気持ちを逆なですることなくきっぱりと断る言葉の使いかたなどについても説明されました。薬物の売上は暴力団などの闇組織の資金源になっていることや、薬物を購入することでこうした組織に貢献してしまうこと、そして組織と関係を持つことに繋がる危険性について考える機会となりました。

最後に佐藤氏からは、「ネットの情報に惑わされず、正しい道を選んでください。万一、薬物に限らず、何かあった時は警察に相談してください。決して一人で悩まないでください」と学生たちに呼びかけ、講義が終了しました。

Illegal Drug Seminar at Hakuasnroku Campus

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