第29回 マイルプログラム

2018年12月10日~18日、シンガポール理工学院の学生が国際高専を訪問するマイルプログラムが開催されました。第29回となる今回、シンガポール理工学院の学生12名と引率教員1名が来日し、観光や交流を行いました。8泊9日のプログラムの間、シンガポールの学生は本学の学生の家庭にホームステイをしながら、授業や課外活動に参加して、日本の文化を体験したり、学生やその家族と親睦を深めたりしました。
1日目
初日はシンガポールの学生とホストファミリーの対面式が行われました。1週間ホームステイをする各家庭には国際高専2~5年生の学生1名がホストブラザー、あるいはホストシスターとしており、両者は少し緊張した面持ちであいさつを交わしていました。
2日目
2日目は金沢工業大学泉屋吉郎理事長と国際高専校長ルイス・バークスデール校長の訪問から始まりました。泉屋吉郎理事長はシンガポール理工学院と本学園の30年以上前から続く関係の歴史を語ったあと、「金沢で日本の文化をたくさん学んで欲しい」とシンガポールの学生を歓迎しました。ルイス・バークスデール校長は加えて石川県の地形について解説しました。訪問のあとは金沢工業大学扇が丘キャンパスと、国際高専の金沢キャンパスの見学ツアーをしました。
3日目
3日目は向井先生による「日本の歴史と文化」の講義を受けたあと、「上級英語Ⅱ」と「英語スキルズ」の授業見学をしました。午後からは金沢市内観光に出発し、香林坊、長町武家屋敷、21世紀美術館などを見て回りました。シンガポールの学生は歴史ある建物や、シンガポールとは違う街並みに驚いていました。
4日目
4日目は白山麓キャンパスの1年生と共に岐阜県の白川郷へ出かけました。世界遺産の合掌造り集落を観光したあと、忠兵衛で昼食をとりました。常夏のシンガポールの学生は初めて触れる雪に興奮していました。
5日目
5日目はまず国際高専の白山麓キャンパスへ行きました。キャンパスツアーを行ったあと、「リーディング・ライティング」と「解析基礎」の授業を見学しました。昼食後は白山麓キャンパスの1年生と一緒に金沢駅で出かけ、観光とショッピングを楽しみました。
6日目と7日目はホストファミリーとの交流にあてられました。
8日目
8日目の午前中はグローバル情報学科4年生と一緒に「情報ビジネス英語Ⅱ」の活動に参加しました。ここでは株式会社プロジェクトデザインが開発したビジネスゲーム研修「The 商社」の英語版をプレイしました。4~6人のシンガポールと日本人のチームを作り、ビジネス交渉をしながら自チームの資産を増やしていきます。ビジネス交渉はもちろん、作戦タイムのチーム内相談も英語で行われました。交渉タイムでは学生が縦横無尽に部屋を回りながらビジネス交渉を行っていて、とても賑やかでした。
夕方からはシンガポールの学生主催のサヨナラパーティーがありました。ホストファミリー、学生、教職員が金沢キャンパスの合同講義室に招待され、歌とダンス、クイズ、動画の上映、ヒーローショーなど、多彩な出し物が披露されました。途中には、シンガポールの学生ひとりひとりがホストファミリーに宛てた感謝の手紙を読むシーンもあり、「1週間、息子のように世話してくれてありがとう」など、練習した日本語で感謝の気持ちを伝えていました。サヨナラパーティーのあとは食事会があり、学生はホストファミリーや友達と楽しい時間を過ごしました。
サヨナラパーティーのプログラムは以下の通り:
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バークスデール校長先生によるオープニングスピーチ
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スレシー先生による感謝のスピーチ
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ミュージカルパフォーマンス1
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文化シェア
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シンガポール学生によるパフォーマンス
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ジェスチャーゲーム
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ミュージカルパフォーマンス2
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シンガポール学生の感想
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ビデオ
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スペシャルパフォーマンス
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向井副校長先生によるスピーチ
12 Students Visited from Singapore Polytechnic
