Display Week 2025に参加


 金沢キャンパスでエンジニアリングデザインの授業を担当している林 道大です。2025年5月12日(月)から17日(土)にかけてアメリカのサンノゼで開催された国際学会、SID Display Week 2024に参加してきました。

  本校からの発表は2件で、タイトルは「Hyper-Realistic SDR/LDR Image Reproduction Proposal Needing Just Approx. 1/30th Exposure of Conventional SDR Image and Global-Tone Mapping, or 1D-LUT, in UHDR Environments Regardless of Time of Day」と「Research on Individual Differences in Ability to Recognize Obstacles Employing Binocular Stereopsis and Development of Stereoscopic Test Video Sequences for Analyses」です。

2件ともポスターセッションでの発表です。
※それぞれの詳細な内容はこちらよりご参照ください。https://researchmap.jp/Sakuichi_Ohtsuka/published_papers/50160420
 https://researchmap.jp/Sakuichi_Ohtsuka/published_papers/50160352

 

 1件目の内容は、デジタルカメラで撮影した画像がより自然に見えるような画像処理手法についてです。発表は大塚先生が行いました。研究の集大成といった内容で、提案した手法で処理されてとても自然に見えるようになった美しい写真が、大判の用紙に印刷されており、来場者の方々の注目を集めていました。2件目の内容は、両眼立体視の機能を評価できる動画に関する提案です。発表は5年生の三輪恵万さんが行いました。実際にその動画を見ることができるように会場に再生機器を持ち込んだり、立体視用に2枚の画像を印刷した資料を準備したりして、発表に臨みました。こちらもポスター前で来場者の方々と盛んにディスカッションが行われていました。

 会場はアメリカ西海岸カリフォルニア州サンノゼの国際会議場でしたので、日本から移動する必要があります。三輪さんと引率教員のジャスティン先生といっしょに金沢から移動したのですが、小松、羽田、ホノルル、サンノゼと飛行機を乗り継ぎました。何度も飛行機を乗り継いだので、保安検査を何度も受けたり、入出国審査や税関を通過したり、とても忙しい移動となりました。新婚旅行以来のハワイでしたが、乗り継ぎの手続きがありますので、周辺を見る余裕はほとんどありませんでした。ただ、現在も日差しがまぶしかったことだけは記憶に残りました。サンノゼに到着した後は、別行程で移動していた大塚先生と合流し、発表の打ち合わせをしたり、ホテル近辺の案内をしてもらったりしました。

 サンノゼは観光地ではありませんので、会場以外では日本人を見かけることはほとんどありませんでした。サンノゼはシリコンバレーから近いということで、IT系企業(Google、Adobe、PayPal、Zoomなど)の本社が多く存在しています。サンノゼでの移動には、路面電車やUberを使いました。路面電車に乗る時は、駅の自動発券機で乗車券を購入するのですが、改札や検札はなくそのまま車両に乗り込むことができました。一方、車が主な移動手段であるサンノゼでは、Uberが多く走っていて、専用のアプリを使ってすぐに呼ぶことができました。ドライバのみなさんも親切で、便利で安全に移動することができました。

 また、サンノゼではジャスティン先生の高校時代の友達と会う機会がありました。ジャスティンが学校で「応用物理」を教えていると伝えると、「それは本当か?ジャスティンは勉強ができるのか?」と驚いているようでした。ジャスティン先生は高校時代も勉強できたと思うのですが、どうだったんでしょうか。

 学会では他の参加者の発表を聞き、企業の最先端技術の展示を見てるうちに、予定していた期間があっという間に過ぎました。発表が終わった後、翌朝の飛行機でサンノゼを出発しました。帰りも行きと同じ飛行機の乗り継ぎで小松まで帰ってきました。無事に金沢に着いたら、なぜか金沢カレーが食べたくなりました。次回、2026年のSID Display Weekは2026年5月3日から8日にかけて、ロサンゼルスで開催される予定です。そこでも研究成果を発表することができるように、研究活動や学生指導を継続的に進めていきたいと考えています。

白山麓での新生活

 こんにちは。みなさんはじめまして!今年度から、ICT白山麓キャンパスで英語科目担当の一員になった、ヘイミッシュ・バーネットソンです。私はイギリス出身です。生まれはイギリス北部のスコットランドですが、子供の頃たくさん引っ越しをしたので新しい場所に来ることは慣れています。また私は、7歳の頃からボーディングスクールの小学校で過ごしていたので、家族から離れて学校生活を送ることがどのようなものか経験したことがあります!私は日本に10年以上住んでおり、東京、埼玉、千葉、新潟などのいくつかの地域で暮らしたことがあります。そして最近、白山麓へ家族と引っ越してきましたが、ここでの生活をとても楽しんでいます。これからたくさんの職員、学生たちと会えることを楽しみにしています。

 学生たちが、全科目英語で行われている授業を受けている様子を見ることはとても興味深いです。皆よい友人関係を築き、新たな学びに一生懸命な姿が見られます。授業では互いに切磋琢磨し、英語で交流し、協力し、考えを発表することに慣れてきています。

 前述したように、家族で引っ越して来たので白山麓キャンパス周辺でお会いすることがあるかもしれません。その時は気軽に「ハロー」と声をかけてください。家族と共にインターナショナルな環境で過ごし、様々な国の方たちと出会えることを嬉しく思っています。さらにここは、アウトドアにも最適な場所ですね!今後、学生たちと一緒にアウトドア活動ができたらと思っています。

 学生たちの英語学習の向上のために全力で手助けをしていきたいです。また、学生たちがここでの生活を楽しんでもらえればと思っています。私は、学生たちが授業で出来る限り英語を使うように働きかけています。始めは大変かもしれませんが、徐々に慣れて英語を使うことがより自然に感じられるようになればと思います。

ICT での1年目を一緒に楽しみましょう!

ヘイミッシュ・バーネットソン


 こんにちは!今年度から白山麓キャンパス、ラーニングメンターの一員になったシャルミー・アブワンです。私は大学で情報技術を学び、フィリピンで数年間、ネットワーク設定、データ処理、システム開発などの仕事に携わりました。

 白山麓キャンパスでは、学生が宿題やプロジェクトに取り組んだり、英語の練習をしたりするラーニングセッションを夜に開催しています。ラーニングメンターは、学生がサポートや指導を必要とするときはいつでもサポートをします。私の主な仕事は夜に行われるラーニングセッションですが、そのために午後から通常の授業にも参加して、学生が授業でどのように学習しているかを観察し、より深く理解します。私は自分のITのバックグラウンドを使って、学生がコンピューター関連の問題を抱えたり、オンライン・ツールに行き詰まったりしたときに、解決策を見つける手助けをしたいと思っています。

 ラーニングメンターになって1か月が経ち、他のラーニングメンターや、学生たちから学んだ出来事がいくつかありましたので紹介したいと思います。ラーニングメンターとして成長するために、どんなスキルが必要なのかを考えるきっかけとなった出来事です。

  1. コミュニケーションのコツ
     学生たちは現在、ラーニングセッションでSRAと呼ばれる自主学習型のリーディングプログラムに取り組んでいます。このプログラムは、各学生が適切なレベルで学習し、自分のペースで学習を進めることができるようにするためのものです。私たちは、学生と会話する際に、学習した単語や内容について話すように心がけています。そうすることにより、学生たちの英語学習の強化につながることを期待しています。
  2. 一緒に、そして一人で
     ある日のラーニングセッシで、学生がコンピュータースキルズの宿題を手伝ってほしいとやって来ました。他のラーニングメンターのように、初めは共に座り、一つずつ教えながら取り組みました。私は自分のパソコンでどのようにやるかを見せて、学生たちが理解できるようにしました。その後、自分で取り組んでもらい、出来るようになっている姿をみることができました。一緒に、その後一人で出来る様子はいつも嬉しく思います。
  3. 助け合えば上手くいく

     ラーニングセッションの時間では、学生たちはお互いに助け合う場面もあります。学生同士が一緒に座り、学校について話し合う様子は素晴らしいです。例えば、その日に出された難しいクイズを解くために、お互いにヒントやコツを学び合う様子です。

 学生たちと過ごす時間、特に夜に行われる2時間のラーニングセッションの時間では、毎回新たな学びがあります。より良いサポートをする方法が少しずつ分かるようになってきました。

 初めてラーニングメンターの仕事内容を聞いた時、学生の成長のサポートにとどまらず、自分自身の成長にも繫がるように思えてワクワクしました。学生をサポートしながら一緒に学んでいけることにやりがいを感じています。新学期が始まって1ヶ月以上経ち、学生たちが徐々に心を開いてきていることを感じます。1年生は、新しい環境に慣れていく途中ではありますが、どんどんと自信をつけてきていますし、一方で2年生は成長し、1年生を助けるなど活躍しています。

 私も新入生のように、この新たな環境に慣れているところです。最初のこの1年は、学生たちが学ぶ多くの科目、特にコンピューター関連の科目を学び、ラーニングメンターとして成長していきたいと考えています。そして今後も学生たちによりよいサポートができればと思っています。

シャルミー・アブワン


 こんにちは、3年の高野 健太郎です。ニュージーランドに渡航して約1ヶ月が経ちましたが、印象的なことを紹介します。

 ニュージーランドで好きな食べ物を見つけました。それはミートパイです。私はパイと言えばフルーツの入ったパイのイメージしかなかったので、最初は嫌いな味だと思っていました。しかし、店に入ったら肉が入ったパイが売っていて、それがとても美味しかったです。このことを母に話したら、私が日本でソーセージの入ったパイを食べたことがあると言われました。

 ミートパイが美味しいせいか、ニュージーランドに来てからお金を使いすぎてしまうようになりました。物価が高いと思いつつも、カード払いなのでお金が減っているという実感があまりありませんでした。「これはよくない」と思ったので、まずはお金が減っているという実感を持つために、できるだけカードを使わずに現金を使うようにしています。

 次に、観光地について紹介します。2025年4月24日(木)にセントクレア・ビーチに行きました。家の近くなので、何回か散歩に行きましたが、砂浜に入ったのは初めてでした。一番楽しかったことは、砂浜で散歩をしている時に波が何度も打ち寄せてきて、靴が濡れそうになったことです。しかし、靴だと砂浜を歩きにくいので、今度はサンダルで行こうと思います。


 同日、トンネル・ビーチへ向かいましたが、途中まで移動して断念しました。私は歩くことが好きですし、友達と一緒だったので、徒歩での移動が楽しかったです。特に印象に残っているのは、階段数が多いところ(285段)をのぼったことです。次回は前々から計画を立てて、トンネル・ビーチに行くのを楽しみにしています。

4月25日(金)、世界一急な坂と言われているボールドウィン・ストリートに行きました。ホストファミリーと近くまで行ったことはありましたが、その時は坂を見ただけで、上り下りをしたのは今回が初めてです。坂を上っている時に綺麗な景色を見ることができたことに加えて、上り切った時には達成感がありました。ボールドウィン・ストリートは日本にいるときから行きたいと思っていましたし、今のところ留学中に訪れた中で一番好きな観光地です。

 同日、シグナル・ヒル展望台に行ってきました。ホストファミリーと行ったこともありますが、その時は車で行ったので、歩いて行くのは初めてでした。天気が良くて景色も美しく、とても爽やかな気分になりました。行きは歩道が狭い道を通ったので怖かったですが、帰りはハイキング用のトラックを通りました。足元が滑りましたが、帰りの道の方が好きでした。次はその道を使って行こうと思います。
今後も新しい観光地を見つけて、残りの10か月ほどニュージーランドの景観を楽しみたいと思います。

高野 健太郎

 

 こんにちは。校長の鹿田 正昭です。
 2025年4月24日(木)、今回で3回目の参加となる、エンジニアリングデザインⅡ(2年生)「紅はるか」の苗植えをお手伝いしました。今回は金沢キャンパスで会議があったため、会議終了後に白山麓キャンパスに移動し、到着した頃にはすでに畝が完成し、植え付けが始まっていました。今年は西側から2列目を半分ほど植えました。今冬は雪が多かったため土がかなり湿っている感じでしたが、この方が作業を進めやすいと感じました。
 苗植えは3回目となりましたが、慣れてきたとはいえやはり自分の植えた苗が収穫時にうまく育っているか気になります。一昨年は雨が多かったせいか、あまり大きな芋の収穫はできませんでした。昨年は天候も良く、適度な雨だったため大きな芋が育ちました。今年も昨年同様な出来具合を期待したいと思います。
 2年生全員とエンジニアリングデザインⅡ担当の先生方、ラーニングメンターのアブワン兄妹も参加して午後4時前に苗付けを完了しました。そして電気柵の設置や獣害対策が施され、今年も昨年に引き続いての豊作を期待したいと思います。
 本校では11月1日(土)、2日(日)にオープンキャンパスを開催します。これに合わせて恒例の焼き芋販売が「道の駅瀬女」で行われる予定です。お時間があれば、ぜひ「道の駅瀬女」まで足を伸ばしてみてください。
オープンキャンパス詳細はこちら

鹿田 正昭

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