2019年12月21日（土）、久恒工房の久恒先生が来校し加賀友禅染め体験を開催しました。去年に引き続き2回目となった今回の久恒工房とのコラボレーション企画に1年の学生たちが初挑戦しました。友禅染め体験では、用意された絵が描かれている手ぬぐいを染めていきます。糊で描かれた絵は染料がはみ出しにくくなっていますが、それでも筆につける染料を調節して丁寧に染める必要があり神経を使います。また、染料を薄めて淡く染めたり、グラデーションをつけるなど、様々な技法を久恒先生にご指導していただきました。友禅染めの染料は水で落ちないのでゆすいで糊を落とせば完成です。参加した学生たちは苦戦しながらも教わった技法を駆使してそれぞれの感性に沿った素敵な作品を作りました。

終了後、久恒先生による講話があり、「友禅染めも同じだが、何事も裏方の仕事が大事」「友禅染めで着物を染める場合、色をあえて乗せないところを作る。100％の着物は人は着ない」など、学生たちを諭す言葉を話しました。