2年生のSTEMフェアが開催されました。
2020年9月14日(月)、2年生のSTEMフェアが白山麓キャンパスの体育館で開催されました。STEMフェアは学生の夏休みの自由研究をポスターセッション形式で発表するイベントです。今年は新型コロナウィルスの関係で、体育館で場所を広くとる形での開催となりました。学生が発表するポスターのところに白山麓キャンパスの先生が回って、審査を行います。2度目のSTEMフェアとなる2年生は上級生らしく、個性的なテーマを選びつつ、採取したデータをもとに英語でプレゼンテーションを行いました。
終了後、先生の評価シートを集計して、ベストSTEMプレゼンテーションアワードのファーストプレイス、セカンドプレイス、そして各STEM科目の担当教員によるスペシャルアワードの受賞式を行いました。結果は以下の通りです。
- ファーストプレイス 杉 晃太朗
- セカンドプレイス 徳山 美結
- スペシャルアワード・ナグワ賞 塩谷 瑠華
- スペシャルアワード・ハズワン賞 畠中 義基
- スペシャルアワード・ジェイソン賞 加藤 大虎
- スペシャルアワード・伊藤賞 井上 武虎
ファーストプレイスを受賞したのはジェネレーティブデザインの研究をした杉晃太朗さんでした。ジェネレーティブデザインは入力した条件をもとに複数のデザインを設計するプログラムで、デザインの最適化によって根っこのような形状になるのが特徴です。また、強度を保ちつつ軽量化が図れることから、すでに部品設計で導入している自動車メーカーもあるほどです。杉さんはこのプログラムで出力されたデザインの橋を3Dプリンターで作って、古来のアーチ状の橋との強度を比較しました。
セカンドプレイスは夕日の色を研究した徳山美結さんでした。徳山さんは化学の授業からヒントを得て、毎日同じ時間に夕日の写真を撮り、天気、気温、湿度を計測しました。結果は仮説の通り湿度が大きく関係していることがわかり、曇りで湿度が50~60度の時にもっとも濃い色の夕日が見られることを発見しました。
大会委員長の伊藤周先生は「2年生らしく、研究データをしっかり取っていて素晴らしいプレゼンテーションでした。STEMフェアは今回が最後となりますが、次にこういう発表を行う時は、さらにどうやってデータを取るのかを考えてますます頑張ってほしい」と激励の言葉を伝えました。
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佐藤 俊太朗「砂漠の緑化」
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畠中 義基「どの角度がベストか」
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杉 晃太朗「ジェネレーティブデザイン」
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井上 武虎「本の値段はどうやって決まるのか」
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徳山 美結「夕日の色」
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塩谷 瑠華「テンポが感情に与える影響」
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種村 真央「光が植物の成長に与える影響」
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田中 杏奈「バレエの美しさの研究」
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加藤 大虎「電磁波と人体」
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松浦 祐大「氷が熱い飲み物が入ったコップの中を回る」
1年生のSTEMフェアはこちら。