「華道講座」顧問の宇都宮 隆子です。4、5年生が学ぶ金沢キャンパスには、課外活動として「華道講座」があります。月2回を基本に、参加学生たちは、草月流石川支部八部会に所属されている南川 穂和先生よりご指導をいただいています。今年度は4年生3名、5年生1名の計4名で活動を行っています。
後学期からの活動再開を前に、前学期の活動の様子を振り返りながら、参加してくれている4、5年生たちの様子をご紹介したいと思います。
[5月]
4年生は、いけばな初心者とは思えないほど花ばさみを上手に使いこなし、南川先生からもお褒めの言葉をいただきました。デザインを考える表情も真剣そのものです。
5年生は、自分の作品と静かに向き合いながら、4年生をあたたかく迎え入れてくれていました。
[6月]
じっくりと花と向き合う人、先生からアドバイスを受ける人、クラスメイトの意見を聞きながらにぎやかにデザインを決めていく人。作品づくりの過程はさまざまです。
[7月①]
ヒマワリの首が重すぎて。「どうしても顔を上に向かせたい!」という一心で・・・写真の中に、そっと添えられたつまようじ、気づきましたか。小さな工夫が、作品へのこだわりを物語っています。
[7月②]
講師の南川先生は、茶道 裏千家 名誉師範でもいらっしゃいます。
4、5年生に茶道を体験する機会を作ってくださり、お菓子は東山の「吉はし」のお干菓子をいただきました。
[7月③]
作品を飾る場所は、校長室や高専玄関、階段下のスペースなどさまざまです。
最近では、各自の作品を飾るスペースも定着してきました。
[10月]
草月創流100周年記念 石川県支部いけばな展「ともに創る 未来へつなぐ」の『みらいコーナー』に4、5年生が参加させていただくことになりました。
(草月会石川県支部の皆さま、ありがとうございます)
会期は10月10日(土)~12日(月)、会場は金沢21世紀美術館 地下1階市民ギャラリーBです。
お近くにお越しの際は、ぜひ学生たちの作品をご覧いただければ幸いです。
https://www.sogetsu.or.jp/events/local/816652/
華道講座
顧問 宇都宮 隆子

こんにちは。白山麓キャンパスのラーニングメンター、シャーデー・モーアです。今回は、この場を借りて公式の「ICTハウスシステム」の正式発表と紹介をしたいと思います。
白山麓キャンパスでは、この2年半にわたり、寮生活を送る学生を対象にハウスシステムを運用してきました。この制度は、1年生と2年生が共通の目標に向かって協力し、学期を通じて行った善行や成果に対して「ハウスポイント」という形で評価・報酬を得られるようにするために作られたものです。学生は4つのハウスに分けられます。そして、各ハウスには「ヘッドオブハウス」と呼ばれるラーニングメンターがおり、そのハウスに所属する学生を統括しています。学生は、以下のような活動によってハウスポイントを獲得できます。
- 宿題を終え、ラーニングメンターに提出・確認してもらう
- 白山麓キャンパス内の清掃を行う
- ラーニングメンターが実施する指定ワークショップに参加する
- 学習教材の整理・点検活動に協力する
- その他、模範的な行動や功績が認められる場合
一方で、次のような行動には減点が課されます。
- ラーニングセッションへの遅刻
- ロールコール(点呼)への不参加
- 自分で使用した場所の片付けをしない
- 私物やゴミを放置する
- その他、ラーニングメンターが不適切と判断した行動
学生たちは学期を通してハウスの仲間と協力し、できるだけ多くのポイントを獲得(または失わないよう努力)して、学期末に最も多くのポイントを獲得したハウスとなり、「ICTハウスカップ」の優勝を目指します。また、各学期終了後には、次の学期に向けて学生はランダムに別のハウスへ再編成されます。
これまでのハウスシステムでは、世界的に有名な小説・映画シリーズに登場する4つのハウスを利用していました。しかし、この仕組みを永続的に使い続けることはできず、より白山麓キャンパス独自の制度として発展させる必要がありました。そこで2025年の前学期の終わりに、学生たちにアンケートを実施し、白山麓地域に生息しており、キャンパス周辺でも見られる動物の中から好きなものを選んでもらいました。
候補には、
- カメムシ
- ツキノワグマ
- カエル
- イヌワシ
- カモシカ
などが含まれていました。学生たちから最も支持された4種類の動物を、新しいハウスのシンボルにすることが企画の目的でした。その結果、選ばれた4つの動物は以下の通りでした。
- キツネ
- ニホンザル
- イヌワシ
- オコジョ
そして私は、それらを基に新しいハウスクレスト(紋章)のデザイン制作に取りかかりました。新しいハウスのデザインは統一感を持たせるとともに、ICTらしさと学生たちが親しんできた従来のハウスシステムの雰囲気を残したいと考えました。 ロゴについては、ICTの公式ロゴを連想させながらも独自性のあるものを目指しました。制作には長い時間を要しましたが、2025年前学期終了から2026年前学期開始までの期間をかけて、ついに新しいハウスロゴが完成し、学生たちへ公開する準備が整いましたので、皆さんにも正式にお披露目します!
それでは、ICT白山麓キャンパスの4つのハウスをご紹介します。
最初のハウスはSoragle(ソレグル)です。
名前の由来
Sora(空)+(ワシ)
シンボル動物
イヌワシ
メインカラー
青
サブカラー
金
属性(エレメント)
水
方角
西
象徴する特性
勇気と革新性
ヘッドオブハウス
クリシア
次のハウスはMonkage(モンカゲ)です。

名前の由来
Monkey(サル)+(影)
シンボル動物
ニホンザル
メインカラー
緑
サブカラー
銀
属性(エレメント)
土
方角
東
象徴する特性
粘り強さとチームワーク
ヘッドオブハウス
ドミソン
3番目のハウスはVixtsune(ヴィックツネ)です。
名前の由来
Vix(の略)+(キツネ)
シンボル動物
キツネ
メインカラー
赤
サブカラー
黒
属性(エレメント)
火
方角
北
象徴する特性
知恵と好奇心
ヘッドオブハウス
ダイアン
最後のハウスはFuwapaw(フワパー)です。
名前の由来
Fuwafuwa(ふわふわ)+(足・肉球)
シンボル動物
オコジョ
メインカラー
黄
サブカラー
白
属性(エレメント)
光
方角
南
象徴する特性
高潔さと逆境に負けない強さ
ヘッドオブハウス
シャーデー
これら4つの個性豊かなハウスを作ることで、学生たちが「これは自分たちの学校ならではの文化であり、誇りに思える特色だ」と感じてくれることを期待しています。
ICTでハウスシステムを導入して以来、学生たちの態度や人間性には目に見える変化がありました。学生たちはハウスポイントを失うことを嫌がりますが、それが責任感や協調性を育む大きな動機付けとなっています。また、ICTの1年生・2年生からのフィードバックも非常に好意的です。学期末アンケートでは、「来学期以降もハウスシステムを継続したい」と回答する学生が毎回96%以上に達しています。
2026年前学期からの公式なICTハウスシステムの導入に伴い、学生たちにとって、それはさらに重要な意味をもつようになりました。学期終了時点で最も多くのポイントを獲得したハウスは、学期末パーティーにおいて、ラーニングメンターが提供する特別メニューの中から好きな食事を選ぶことができます。これは、学期を通じた努力に対する報酬として与えられるものです。そして今学期からは、それに加えて正式な「ハウスカップトロフィー」が授与されます。優勝したハウスは、トロフィーに取り付けられるペナントリボンに自分たちの名前を記すことができ、そのトロフィーは皆が見られるようにキャンパス内に展示されます。
私たちラーニングメンターは、1年生と2年生全員が今後もICTハウスシステムを楽しみ、そこから多くのことを得てくれること、そして、ICTにおいて生産的で思いやりがあり、周囲の助けとなるような学生として成長し続けてくれることを願っています。
シャーデー・モーア
皆様、こんにちは。国際高等専門学校(ICT)国際理工学科講師のアピラク・サンゲンチャイです。私は現在、ICTの教員として勤務しています。また、タイのラジャマンガラ工科大学ランナー校(RMUTL)の卒業生でもあります。そのような立場から、RMUTLとICTとの関係が発展していく過程を見守り、またその一端に携わることができたことを大変うれしく、光栄に感じています。
私とICTとのつながりは、RMUTLで電子工学分野の技術教育を学んでいた学生時代に始まりました。当時、金沢工業高等専門学校(現在のICT)とのLearning Express(LeX)プログラムに参加し、デザイン思考を学びながら、日本人学生とともに地域課題の解決に取り組みました。この経験を通じて、課題解決能力が向上しただけでなく、国際協働の重要性や楽しさを学ぶことができました。
その後、2017年には金沢工業大学(KIT)が実施するさくらサイエンスプログラムに参加し、日本の教育や研究活動、先端技術に直接触れる機会を得ました。この経験を通じて、RMUTLとKIT、ICTとの交流の歴史や相互協力の意義について理解を深めることができました。そして、このような継続的な交流が、現在の連携の発展につながっていることを強く実感しました。
長年にわたり積み重ねられてきた取り組みは、この協力関係の礎となっています。教職員や学生による継続的な交流、教育活動や研究に関する意見交換、さらには文化交流を通じて、相互理解と信頼は着実に深まってきました。私自身も2020年にICTへ着任して以来、教員としてこの関係の発展に携わることができることを大変うれしく感じています。
そして2026年9月15日、RMUTLとICTは正式に学術交流協定覚書(MoU)を締結しました。私にとって、このMoU締結は単なる形式的な合意ではありません。これまで築かれてきた交流と協力、そして多くの関係者による努力と経験が形となった大きな節目であると感じています。この重要な場に立ち会い、その瞬間を見届けることができたことを大変光栄に思います。
今回のMoUは、学生交流、共同学術活動、共同研究、文化・体験型学習プログラムなど、幅広い分野での連携を推進するための枠組みとなります。今後は、学生が互いの国や文化について学び合う機会がさらに増えるとともに、教員間の教育・研究面での協力も一層活発になることを期待しています。
また、このパートナーシップが短期交換留学プログラム、国際的なプロジェクト型学習、デザイン思考ワークショップ、工学・技術分野における共同研究、さらには文化体験プログラムなどを通じて、さらに発展していくことを願っています。これらの活動は学術交流を強化するだけでなく、学生たちが国際的な視野を養い、生涯にわたる友情や人的ネットワークを築く貴重な機会にもなるはずです。
私自身、この交流を通じて多くの学びと成長の機会を得てきました。学生時代から続くこのご縁の中で、現在は教員としてその発展に携わることができることを大変光栄に感じています。今年締結されたMoUが、今後の新たな挑戦と有意義な協力の礎となり、多くの学生や教職員に長期的な恩恵をもたらすことを心より願っています。
アピラク・サンゲンチャイ
こんにちは。デザイン&ファブリケーション部顧問の林 道大です。9月12日(土)と13日(日)に金沢工業大学で開催された、第31回日本顔学会大会(フォーラム顔学2026)に参加してきました。フォーラムでは、人間の顔に関するさまざまな研究について発表したり、顔に関係する商品が展示されたりしていました。例えば、メイクアップに関すること、顔の印象に関すること、顔の認識に関すること、人間以外のロボットや動物の顔のこと、似顔絵に関することなどです。学会では口頭発表29件、ポスター発表25件のほかにデモ展示6件、企業展示5件があり、全国から175名の参加者がありました。
本校からは4年生の沖山 琳世さんが、モナリザの視線に関するポスター発表を行いました。タイトルは「ステレオ実写画像からのオフセットモナリザ効果(oMLE)を誘発する顔画像の合成手法(Facial image synthesis inducing the offset Mona Lisa Effect (oMLE) from stereoscopic photographic images)」です。簡単に内容を紹介します。写真や絵画のなかの人をいろいろな方向から見たときに、見ている人に視線が合ってしまうことがあります。これは「モナリザ効果」と言われることが多いです。発表した研究では、そのモナリザ効果が生じる画像と、生じない画像の違いを、実際の人間の写真を加工することで実験して確かめました。
沖山さんは画像のモデルとなるために、何日にもわたって何度もモデルとして写真に撮られたり、画像の評価実験をしたりして、夏休みの間に準備しました。その成果を会場でポスターセッションの形式で発表しました。発表には多くの参加者が聞きに来られ、ポスター前ではいろいろと議論が繰り広げられていました。日頃は指導教員と話すことが多いのですが、学会会場では他大学の教員や、企業の研究所の方々、あるいはイラストレーターなどと、いつもとは違うさまざまな意見交換ができたのではないでしょうか。さらに、閉会式では日本顔学会の前学会長の名前が付けられた「菅沼賞」をいただくことができました。また会場ではイラストレーターの方に似顔絵を描いてもらっていました。
今回は、地元での開催でしたが、今度は日本全国、さらには海外での発表にも意欲的に参加してほしいと思います。
デザイン&ファブリケーション部
顧問 林 道大

こんにちは。国際高専の白山麓キャンパスで英語を教えているジェームス・テイラーです。今回、夏休みに行われたイベントについてお話したいと思います。
2026年8月18日(火)、白峰で子供向けのイングリッシュカフェを開催しました。このイベントは、尾口コミュニティセンターと白峰コミュニティセンターが共同で実施している交流行事で、今年は白峰小学校から7人(全校生の半分以上です!)とかわちこども園から1人が参加し、彼らの保護者や弟・妹達も見学者として参加してくれました。
今年も8月はとても暑かったのですが、幸い白峰コミュニティセンターのスタッフの方が参加者全員のためにアイスを持ってきてくれました!まずアイスクリームを食べながら、僕が3冊の英語の絵本を読みました。1冊目は「Leo the Late Bloomer」(作:ロバート・クラウス)です。この本は、他の子たちより成長が遅いライオンのレオ君のお話しで、みんな成長するペースが違うので心配はいらないというメッセージが込められています。2冊目は「The Smartest Giant in Town」(作:ジュリア・ドナルドソン)です。新しく買ったオシャレな服を、困っている友達にあげる巨人のお話です。そして3冊目は「They All Saw a Cat」(作:ブレンダン・ウェンゼル)です。同じ1匹の猫でも、生き物によって見え方が違うというお話です。これらの絵本には、子どもたちだけでなく大人にとっても大切なメッセージが込められています。
次は体を動かすゲームの時間です。子供たちは、椅子取りゲーム(音楽が流れている間は円形に並べられた椅子の周りを歩いたり踊ったりして、音楽が止まったら座るゲーム)をしました。椅子の数は毎回子どもの人数より1つ足りないため、毎回誰か1人がアウトになります。子どもたちは、楽しすぎてこのゲームを3回もしました!
最後に少し特別なルールのあるビンゴゲームをしました。それは、子どもたちがゲームをする前に自分のビンゴカードを作らなければいけないというルールです。子どもたちは、3冊目の絵本「They All Saw a Cat」に出てきた動物の英語名を学んでから、僕が言った動物の絵をビンゴカードの好きなところに描きました。そして、カードを完成させた後でビンゴゲームを楽しみました!コミュニティセンターのスタッフの方々が、参加した子どもたち全員のために景品とイベント後に持って帰るプレゼントまで準備してくださいました。
今年も白峰の子どもたちと一緒に楽しい時間を過ごせました。準備や運営に尽力してくださった尾口コミュニティセンターと白峰コミュニティセンターのスタッフの皆さんのおかげで、とてもいいイベントになりました。心より感謝いたします。
ジェームス・テイラー





























