春の南極旅行記


 こんにちは!二年生の東 藍です。かなり遅くなりましたが、今回は僕の春休みについて話させてもらおうと思います。遅れたせいで少々季節外れですが、生暖かい目で読んでいただければと思うばかりです。

 今回の春休みは南極に行ってきました。南極にというと何を考えますか? 未開の地? その極寒であらゆる冒険家や探索隊を飲み込んできた南の最果て? 少なくとも春休みに「よし、行こう」なんて思い立っていくような旅行スポットではありませんね。何なら本業の探検家以外危険すぎて行けない場所だと思う人もいると思います。私もそうでした。でも実は、南極旅行というのは思いのほか簡単に行けます。無論、ほかの場所への旅行のほうがいろいろと行くのは簡単ですが、南極旅行や北極旅行というのは思いのほか観光産業として成り立っているのが予想外でびっくりしました。別にどっかの大学の研究チームとかに所属しないんでいいんですね。もちろん大学や観測所に詰めている方々のように南極の奥地を調査や観光できるわけでは決してないですが、それでも南極外周部にある様々な島々を訪れたり南極本土にちょっと上陸してみたりなどと意外とできることの幅は広かったです。会社によっては遊覧船から降りずただずっと船の中から南極を見るなんて大した面白みも何もないプランもあるらしいですが、今回利用した会社、QUARKではいろいろな貴重な体験をさせていただきました。南極の極寒の海に飛び込んだり、至近距離でクジラやペンギンを見れたり、カヌーをしたりなど、本当に様々なことを体験できました。本稿ではそのいくつかを紹介していきたいと思います。

 南極旅行で最も印象に残ったのはクジラです。皆さん海でクジラを見てきたと言ったら基本的には遊覧船から鯨が潮吹いているのが見えた、みたいなものを想像するかと思いますが、クジラたちは案外好奇心が大変旺盛で、あちらのほうから寄ってきたりしてきました。クジラ観察のために小型のゴムボートに乗ってクジラのほうまで行ったからというのもあると思いますが、どちらにせよこちらが帰るまでは基本的にずっと周りを泳いだり近づいたりしてきました。書いてて思いましたがなんだか威嚇されてるみたいですね。少なくともボートに接触とかはなかったのでただ単純に珍しいものが近づいてきたから見に来たという感覚だったんだと思います。

 何回かクジラたちを見に行く機会があったのでいろんなクジラを見れました。なかでも印象的だったのは睡眠している母親の周りを泳いで遊んでいるクジラの子供です。見に行った時に結構興味津々であっちから寄ってきたり、尾ひれを出して海面にたたきつけて水しぶきを上げさせたりして愉快でかわいらしいクジラでした。この後に戻る時間になった時にガイドさんが一番残念がってたのが面白かったです。

 ほかにも二頭のクジラが近寄ってきて、ほんとに手を出したら触れそうなくらいの距離に来たりして多分僕の人生の中で一番神秘的な経験をしたと思います。多分この上ないほどクジラを身近に感じたんじゃないでしょうか。氷山に囲まれた場所で至近距離でクジラたちが潮を吹いたりして、水族館で見るそれとはまた別の感動がありました。

 南極で止まっていた船では、外に探検に出ていない間は、南極の探検家の歴史や南極の氷河の流動などについた様々なことを教えていただきました。南極の生物の種類、その日見たのがどんな生き物たちだったのか、どんな品種だったのか、など教えていただいたことは多岐にわたります。

 さて、ここまでは鯨メインで話しておりましたが、もちろん南極で遭遇した生物は彼らだけではありません。クジラたち以外にも、たくさんのペンギンや、アザラシとも遭遇したりしました。水族館で見るそれとは違い、アザラシたちは捕食者らしい獰猛な印象を受けました。多分ペンギン捕食をしてるの見たからでしょうね。あいつらペンギン捕まえたら空に投げて遊ぶんですよ。ちょっと怖かったです。ペンギンたちはかわいかったですね。文句のつけどころがない。特に、生まれて一年とかのペンギンは好奇心が旺盛で、観光客が奥に行き過ぎてしまわないように突き刺された棒が気になって必死にはむはむしだしたりする子がいてとてもかわいかったです。

 この子ですね。はいかわいい。ほかにも夫婦のようにお互いに向き合ったまま微動だにしないペンギンたちがいたりもして面白かったです。

 なんかペンギンたちののほほんとした過ごし方を見ていると心が洗われましたね。南極にはほかにもかわいらしい生き物以外にも息をのむような絶景も観れました。個人的には一番印象的なのはデセプション島という火山島の景色で、この島の何が特別かというと、一万年前の火山の噴火によってカルデラ湖ができており、馬蹄形になっており、火山も活発であり、地熱により温泉が湧き出ています。要は南極の桜島みたいなものですね。イギリスの観測基地に作り替えられた過去の捕鯨基地の廃墟もあり、時間帯により地熱で大量の水蒸気が上り非常に幻想的な風景を演出してました。

 サイレント・ヒルみたいですね。もちろんペンギンとアザラシたちはこのような場所でも活発でした。奥に見えるのは鯨油の保管施設か何かだと思います。そのさらに奥、かなり見えにくいと思いますが、飛行機の格納庫がありました。天候などの観測に使用していたそうです。個々の沿岸部は本当にいろんなものが置いてあり、埋もれてハンドルとボンネット、あと前部座席の先っちょだけ出てる車とかがありました。本当に別世界に迷い込んだ気分でした。あとふつうに食い荒らされたペンギンの死体もありました。ちょっとグロかったです。それから、謎に飛行機の墜落跡もありました。

 軽くホラーでした。やはり南極を探検する難易度は天文学的なものなのだなと再認識させられました。というか、横の墜落跡に目もくれず喧嘩に明け暮れるアザラシたちは見ていて面白かったです。

 帰りはドレイク海峡という、世界でもっとも荒れる海域として有名な海峡なので、身構えていたのですが、びっくりするほどおとなしかったので少し拍子抜けでした。大人しかったといいましても船体の揺れがちょっとしたジェットコースター気味になっていたことと、普段全く酔わない体質なのになぜか気分が悪くなったことと、まあ普通の海の大人しさではなかったです。ちなみに去年の航海では誰も立てなくなって食材や物があちこちに飛び回っていたようです。その動画を見せてもらいましたが普通に怖かったです。この帰り道をたどって改めて1800年代とかに「探検しようぜ!」とか言ってコンディションが何倍もひどい木造の船でドレイク海峡を越え、南極点に到達して見せた先人達がどれほどすごいかを思い知らされました。あらゆる援助の見込みもない最果ての地へ乗りだした先達には、もはや畏敬の念以外何も抱けません。

 さて、春の南極旅行でのあらましはこれくらいのものでしょうか。ほかにもいろいろとカヌーを漕いだり、野生のシャチを見たり、極寒の海に飛び込んで凍えたり、話せばきりがないのでここらで切り上げようと思います。本当に貴重な体験をさせてもらったと思います。

東 藍


 こんにちは。日本文学を担当している黒田です。
 今年の1年生の日本文学の授業で、比喩表現を用いた物語の創作に取り組みましたので紹介したいと思います。
 アメリカ育ちの泉屋 絵南さんは、中学生まで外では英語、家の中では日本語を使う環境で育ちました。日本に住み始めてまだ半年ほどの彼女が、日本語でどのような物語を創作するのか、私も興味深く感じていました。以下は、彼女へのインタビューと作品です。

 

――作品を通して、どんなことを伝えたかったのでしょうか。
 猫が大好きなので、猫の美しさ、それから人にとって猫は大切な存在であるということを伝えたかったです。

――作品を作るのにどのくらいかかりましたか。手書きですか。
 手書きです。授業を入れて、3時間半くらいです。

――作品を作ってみて、面白かったところや、難しかったところを教えてください。
 猫を説明するときに、いろいろな比喩表現を考えるのが楽しかったです。難しかったのは、お話のように作らなくてはいけないので、最初と最後をどうするか考えることでした。話のフロー、流れに合う表現を探したり、シーンを想像したりして、行き過ぎない、適切な比喩を選ぶのが難しかったです。

――主人公が孤児院にいるという発想は、どこからきたのでしょうか。
 本を読んで、親がいないキャラクターが多いし、孤児院の環境も良くないという描かれ方が多いので。悲しいけれども、いいことがあるという話にしました。

――難しい言葉も使っていましたね。例えば「顕現」とか。
 それは『春夏秋冬代行者』というアニメを観ていて、話の中で人が「季節を顕現する力をもっている」という設定があり、それで知っていました(笑)。

――頭のなかで英語で考えてから、日本語に翻訳したんですか。
 日本語で考えて書いていて、英語の表現しか思いつかないときはネットの翻訳を使って日本語にしました。その中から自分が好きな言葉を選びました。例えば、「ray of sunshine」という言葉を使いたいとき、「ray of sunlight」などいくつか英語を入力して、翻訳で出てきた「木漏れ日」が一番良いと思って使いました。

――「木漏れ日」という言葉は知っていたのですか。
 何を表しているのかは分かっていましたが、あやふやで、使うのは初めてです。

――未知の言葉に挑戦したことがよく伝わるし、猫への愛が伝わる素敵な作品になりましたね。
 はい、ありがとうございます!

黒田

短い10日間


 こんにちは!1年生の矢野 優花です。今回は、先日国際高専の白山麓キャンパスに訪れてくれた、アメリカミズーリ州の6人の留学生について書きたいと思います!

 初日、私たちはバディとしてアメリカの留学生をどきどきしながら待っていました。どんな人たちがくるんだろう、友達になれるかな、と不安もありましたが、それよりも楽しみが勝っていました。実際会ってみると、みんな身長が高く、同い年なのが不思議になりました。しかし、全員フレンドリーですぐに打ち解けることができました。一日目からユニットのみんなで自己紹介をし、多くの話をしました。

 金沢観光では箸に金箔をはったり兼六園にいったり様々な体験や観光地に訪れることができました。私自身も金沢観光をしたことがなかったので、観光地の説明がうまくできなかったのが悔しかったのですが、アメリカ留学生とともに新しいことを一緒に学びました。次は今回の知識を生かして金沢のいいところたくさん紹介したいです。そして、この体験を通してアメリカの生徒と友情を深めることができました。

 最も印象に残ったことは、最終日にみんなで遊んだUNOです。大人数でチームを組んだのですが、とても盛り上がり、最終的にはみんな笑いすぎて声がかれそうな状態になっていました。UNOなどの世界共通のゲームは人を結びつけることができると思いました。 

 今回の交流を通して様々なことを学ぶことができ、アメリカの生徒たちともたくさん仲良くなることができました。金沢についてあまり知らなかったため、金沢観光で観光地などの説明ができなかったのが悔しかったです。次は今回の知識を生かして金沢のいいところたくさん紹介したいです。

矢野 優花

Makada こんにちは、白山麓高専事務室の間加田 侑里です。2026年6月20日(土)、金沢キャンパスにて、1・2・4・5年生合同のスポーツフェスティバルが開催されました。

 当日は、バレーボール、ドッジボール、障害物競走、綱引きの4競技を実施しました。学生たちは学年を越えて編成された6つの混合チームに分かれ、ローテーション形式で各競技に挑みました。普段は関わる機会の少ない他学年の仲間と声を掛け合いながら競技に臨む姿が多く見られ、会場には一体感が生まれていました。どの競技も白熱した展開となり、真剣勝負ならではの緊張感と、それを包み込む大きな歓声が響き渡りました。勝敗に一喜一憂しながらも、仲間を称え合い、励まし合う学生たちの姿が印象的でした。
 競技終了後には、各チームから1名ずつMVPが選出され、お菓子の詰め合わせが贈られました。また、参加した全チームにも参加賞としてお菓子が配られました。

 今回のスポーツフェスティバルは、学生たちが日頃の学業から離れ、チームで協力する楽しさや達成感を味わう貴重な機会となりました。また、学年混合のチーム活動を通して、両キャンパスの学生同士の親睦も一層深まり、活気あふれる一日となりました。

開会式

バレーボール

ドッジボール

障害物競争

綱引き

閉会式・表彰

間加田 侑里

 

Makada 
 こんにちは、白山麓高専事務室の間加田 侑里です。2026年6月6日(土)から17日(水)にかけて、米国ミズーリ州コロンビア市から6名の高校生が白山麓キャンパスに来校しました。コロンビア市の高校生たちは白山麓キャンパスに滞在し、国際高専の1・2年生とともに寮生活を送りました。

 コロンビア市の高校生たちはモノづくり体験や国際高専の学生と同じ授業に参加したほか、1・2年生とともに金沢観光や白山市が提供する白山市でのホームステイといったさまざまなプログラムにも参加しました。また、13日(土)には、白山麓キャンパスで白山市国際交流協会主催の「姉妹都市アメリカ・コロンビア市高校生受け入事業~アメリカの高校生と交流しよう!~」が開催され、白山市の小中学生や国際高専の1・2年生が参加し、コロンビア市の高校生によるコロンビア市についてプレゼンテーションを行った後、クイズやゲーム、キャンパスツアーなどを通じて英語での交流を楽しみました。

 国際高専の1・2年生にとって約2週間の短い時間の中でも、共に寮生活をしたことで色々な学びや友情が生まれ、かけがえのない経験となったことでしょう。

アメリカの高校生が白山麓キャンパスに到着

金沢観光

モノづくり体験や国際高専の学生と同じ授業に参加

白山市国際交流協会主催の「姉妹都市アメリカ・コロンビア市高校生受け入事業~アメリカの高校生と交流しよう!~」

さよならパーティー

間加田 侑里

 

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