日本語の比喩表現に挑戦!

こんにちは。日本文学を担当している黒田です。
今年の1年生の日本文学の授業で、比喩表現を用いた物語の創作に取り組みましたので紹介したいと思います。
アメリカ育ちの泉屋 絵南さんは、中学生まで外では英語、家の中では日本語を使う環境で育ちました。日本に住み始めてまだ半年ほどの彼女が、日本語でどのような物語を創作するのか、私も興味深く感じていました。以下は、彼女へのインタビューと作品です。
――作品を通して、どんなことを伝えたかったのでしょうか。
猫が大好きなので、猫の美しさ、それから人にとって猫は大切な存在であるということを伝えたかったです。
――作品を作るのにどのくらいかかりましたか。手書きですか。
手書きです。授業を入れて、3時間半くらいです。
――作品を作ってみて、面白かったところや、難しかったところを教えてください。
猫を説明するときに、いろいろな比喩表現を考えるのが楽しかったです。難しかったのは、お話のように作らなくてはいけないので、最初と最後をどうするか考えることでした。話のフロー、流れに合う表現を探したり、シーンを想像したりして、行き過ぎない、適切な比喩を選ぶのが難しかったです。
――主人公が孤児院にいるという発想は、どこからきたのでしょうか。
本を読んで、親がいないキャラクターが多いし、孤児院の環境も良くないという描かれ方が多いので。悲しいけれども、いいことがあるという話にしました。
――難しい言葉も使っていましたね。例えば「顕現」とか。
それは『春夏秋冬代行者』というアニメを観ていて、話の中で人が「季節を顕現する力をもっている」という設定があり、それで知っていました(笑)。
――頭のなかで英語で考えてから、日本語に翻訳したんですか。
日本語で考えて書いていて、英語の表現しか思いつかないときはネットの翻訳を使って日本語にしました。その中から自分が好きな言葉を選びました。例えば、「ray of sunshine」という言葉を使いたいとき、「ray of sunlight」などいくつか英語を入力して、翻訳で出てきた「木漏れ日」が一番良いと思って使いました。
――「木漏れ日」という言葉は知っていたのですか。
何を表しているのかは分かっていましたが、あやふやで、使うのは初めてです。
――未知の言葉に挑戦したことがよく伝わるし、猫への愛が伝わる素敵な作品になりましたね。
はい、ありがとうございます!
黒田





