ICT-Collection 2025 Summer

 こんにちは!デザイン&ファブリケーションクラブの顧問、伊藤 周です。今回はクラブ活動の一環として行った「ICT-Collection 2025 Summer」について、ちょっとご紹介します。

 白山麓キャンパスには、Tシャツやトートバッグなどの布に直接プリントできる“ガーメントプリンタ”という面白い機械があります。学生たちから「いろんなものを作ってみたい!」という声があがったので、今年はこのガーメントプリンタを使って、オリジナルTシャツを作るイベントを企画してみました。暑〜い夏に向けて、自分だけの一枚を作って、学校生活や夏休みをもっと楽しんでもらえたらいいなと思っています。

デザインを考えるにあたって、今回はいくつかルールを設けました:
・デザインは自分で作ったもの限定(写真・イラスト・ロゴなど)
・他人が撮った写真や描いたイラストはNG
・AIで作ったイラストもNG
・学校のロゴか、クラブのロゴのどちらかは必ず入れること

 これは、自分のクリエイティビティを育て、授業や課外活動で身につけたスキルを活かしてもらうためのルールです。そして完成したTシャツは、どれも学生の個性が光る、めちゃくちゃCoolな作品ばかり!ぜひ動画でチェックしてみてください。

それぞれの学生がどんなモチーフやインスピレーションでデザインしたのかも、紹介していきますね。

1年生 東 藍さん
僕はゲームで戦車を操作していた時に、Tシャツに戦車を載せたらかっこいいかなと思い、このデザインにしました。シャツに印刷したのはM1A1エイブラムスというアメリカの主力戦車です。

 

 

 

 


1年生 阿部 晴さん
自分の得意なマインクラフトというゲームを使って、夏の夜の神秘的なお城を表現しました。

 

 

 

 

 

 

1年生 鍜治田 湊さん
ルーロー三角形を描きました。“ルーロー三角形”という名前は、横文字と漢字が混ざっていて、小学生の頃、みんなが知らないものを知っているという特別感から、この図形が好きになりました。

 

 

 

 

 

1年生 加藤 颯太朗さん
国際高専にいる学生たちを表現しました。

 

 

 

 

 

1年生 久保 黎華さん
最近化学が得意教科なので、試験管を用いた実験風のイラストを描きました!

 

 

 




1年生 金野 冬那さん
山と海という対照的な絵を1つのイラストに収めたのが、個人的に気に入っています。

 

 

 

 

 

1年生 坂井 麗央さん
国際高専らしさを出すために、多言語と地球の絵で表しました

 

 

 




1年生 笹木 大暉さん
中学の頃、吹奏楽部でクラリネットを吹いていたのでこのデザインにしました!

 

 

 

 

 

 


1年生 寺嶋 明さん
台車の寸法を間違えてしまったのでこれは台車の遺影といったところです。

 

 

 

 

 


1年生 樋口 洸太朗さん
綺麗な柄にしたいと思い、蝶と薔薇にしました。

 

 

 

 

 




1年生 プルバ・アントニー・レバッタさん
自分のロブロックスのアバター(ハムスター)に影響を受けて、これを作りました。そして「I need fuud(ごはんが必要)」と書いたのは、ハムスターが食べ物な大好きだからです。

 

 





1年生 宮崎 陽夏太さん
ICTでの思い出を見返しながらICT近辺の写真にイラストを追加しました。

 

 

 

 



1年生 八尾 拓樹さん
ICTの文字を夏っぽくしました。

 

 

 

 

 

2年生 五百蔵 蒼天さん
美味しそうなステーキを作りました。

 

 

 

 

 

 

2年生 石原田 海秀さん
回路を短絡させないという思いを込めました。

 

 

 

 

 

2年生 伊藤 綾音さん
古代メキシコ展で一目惚れしたテクパトルをかわいいキャラクターデザインに落とし込みました!

 

 

 

 



2年生 田中 駿太郎さん
大好きな旋盤を、遠近法を使ってスタイリッシュに描きました。

 

 

 





2年生 中澤 円香さん
白金祭で「深海」をテーマにした展示をしたときに描いた絵を写真に撮り、加工してTシャツにしました。

 

 

 

 

 

2年生 橋本 一輝さん
最近、自分の中でルーティーンが出来てきて、とても充実感のある生活が出来ているので、この生活を続けたいという思いから作りました。

 

 

 

 

 

2年生 福本 一優さん
僕の好きな映画「スター・ウォーズ」の帝国のマークからインスピレーションを受けて、帝国マークを国際高専バージョンにして描きました。

 

 



2年生 万江 琴莉さん
夏をイメージして、裏面はスイカ割りをテーマに漫画風にしてみました!

 

 

 

 

 

伊藤 周

スキー旅行の思い出

 こんにちは。国際高専3年の沖山 琳世です。ニュージーランドでは寒さがやわらぎ、少しずつ春の気配が感じられる季節になってきました。こちらに来てからは、語学の勉強や異文化交流を通して、毎日多くの学びを得ています。日本とは異なる環境で生活することは簡単ではありませんが、新鮮な驚きや発見に満ちていて、自分自身の成長を実感できる日々です。
 

 さて、皆さんが海に入っている中、私たちは2泊3日のスキー旅行に行ってきました。朝、いつも通り遅れてやってきたバスに乗り込み、走ること1時間。車窓からは、緑豊かな丘や羊の群れが広がり、日本では見慣れないのどかな景色が次々と現れました。普段住んでいるDunedinは郊外のような雰囲気で、牧場などはあまり見かけないため、新鮮な気持ちになりました。
 Roxburghに到着し、ミートパイで有名な”Jimmy’s Pies”を昼食にいただきました。次に向かったのは”Puzzling World”です。ここは迷路や錯覚アートが楽しめる不思議な空間で、童心に返ったように夢中になりました。迷路はとても難易度が高く、ずっと歩き回ることになりましたが、最終的にはゴールできました。
 Wanakaの宿にチェックイン後は、友達と近くの湖まで散歩をしました。途中でおしゃれなカフェを発見し、アイスも食べました。街を探索した後は宿へ戻り、先生方が用意してくださった温かい夕食を囲み、1日目を締めくくりました。

 次の日は早朝に宿を出発し、日の出を楽しみながらバスでスキー場まで移動しました。運転が荒いのか、道が悪いのか、ずっとバスが揺れていました。到着したときには、あまり雪が見えず心配しましたが、実際ゲレンデには十分な雪がありました。今年の初め頃、白山で滑ったばかりだったので、慣れるのも早く、楽しかったです。日本のスキー場は温泉や宿泊施設が充実しており、利便性が高いところが多い印象があります。一方、ニュージーランドでは、自然の雄大さそのものを体験できるのが大きな魅力でした。景観も違い、岩肌の見えたコースが多く、木のない広大なゲレンデ、雄大な山並みが広がっていました。
 夜は友人とレストランに行き、宿の周辺を散歩しました。その後、宿では白山麓キャンパスで寮生活をしていた頃のように、みんなで団らんしながら早押しクイズをして、懐かしく楽しいひと時が戻ってきたように感じました。

 3日目はアクティビティが中心でした。Queenstownに到着し、ゴンドラに乗って山頂から町を見下ろすと、青い湖と山々が一望でき、思わず息をのみました。その後体験したルージュは、坂道を一気に駆け下りるスリル満点のアクティビティで、みんなで歓声を上げながら楽しみました。
 昼食には「世界一おいしい」と言われている、有名なハンバーガーを買いました。次の予定が詰まっていたため、時間がなく、観光はできなかったのが残念でした。旅の最後の目的地では、3人のクラスメイトがバンジージャンプに挑戦しました。飛んだ後は緊張が解けたのか、みんな誇らしげな顔をしていました。そのあとはDunedinへ向かって出発し、無事到着。こうして充実した三日間の旅が幕を閉じました。

 このスキー旅行は、仲間との絆を深め、自然と文化の違いを肌で感じることができた貴重な機会でした。これからもいろいろなことに挑戦し、留学生活をさらに充実させていきたいと思います。

沖山 琳世

 

 こんにちは。エンジニアリングデザインⅡ(2年生)を担当している小髙 有普です。本校では、地域と連携した実践的な学びを重視しています。エンジニアリングデザインⅡでは、地域の農業課題に取り組みながら、技術とビジネスの両面から解決策を考える授業を行っています。テック班は芋を守るための獣害対策を技術的に支援し、ビジネス班は守られた芋を地域ブランド芋として販売することで地域活性化を目指します。

 この授業で学生たちに求められることは、現状を正しく理解をしたうえで、地域活性の新たな方法を見出し、実現するための設計目的を持つことです。そのため、この地域で栽培する意味や効果、栽培に必要なものや労力などを多角的に理解する必要があります。そこでまずはクラス全員で、畝作り、植え付け、獣害対策用の電気柵設置を行いました。
2025年5月26日 鹿田校長先生のジャーナル「紅はるか苗植え」

 今年は4月半ばにもかかわらず、畑には50センチ以上の雪が残っており、気温も上がらず、苗を植えることは難しい状況でしたが、奇跡の長雨により雪が解け、注文していた苗の納品時期に植え付けができました。しかし、今年の春の気温は10度前半で寒く、発根、成長には適温ではなく、苗は元気がない状況で心配しました。5月に入り、ようやく気温も上昇し始め苗の成長が見られるようになり、ほっとしました。

 苗が活着した後も時々苗の様子を見に行っていたのですが、今年は苗が抜けているという事態が起こっていました。ネットで調べたところ、植え付け直後の苗は、カラスにとって格好の餌となるとのことが事例として挙げられており、本校の畑も同じことが起こっているのかもしれません。また、ワイヤーメッシュをポールに結束するための針金に電気柵が引っかかって弛んでいる状況もありました。来年は植え付け後に畑で何が起こっているのか、カメラを設置し注意深く観察する必要がありそうです。今年も芋販売をしますので、とびきり甘い高専紅はるかをご堪能ください。

小髙 有普

 夏といえば虫の季節。冬でもカメムシに出会えるこの白山麓キャンパスですが、やはり夏の虫は別格です。よね?
 こんにちは。つついです。6月末、地区のコミュニティセンターが主催する白嶺小学生の放課後活動に、本学の学生と一緒に参加してきました。

 授業が3限で終わる水曜日の放課後、2年の中澤 円香さん、1年の大澤 凱さん、坂井 麗央さん、樋口 洸太朗さんの4名が、キャンパスから車で3分ほどの所にある小中学校裏の森で、地域の子どもたちと虫とり交流を楽しみました。大澤さんはMy網持参です。
 私たちが到着したときには、低学年の子どもたちが元気いっぱいに虫とりの真っ最中で森はにぎやかな声に包まれていました。しばらくして高学年の子どもたちが合流し、全員で虫とりがはじまると、森はさらににぎやかになりました。
 「虫とり」といえば、網を手にチョウやトンボを追いかけたり、木にとまったセミやクワガタ、跳ねるバッタやコオロギをつかまえたりする、そんなイメージがありませんか。ところが、低学年の子どもたちが見つけるのは、葉っぱや枝にひっそりと潜んでいる小さな虫たち。「ここにいるよ!」と虫の居場所を指さしてくれるのですが、あまりにも小さく、葉の色に同化しているうえに、最近は老眼もあってなかなか見つけられません。そんな私には見えない虫を、子どもたちは、はさみの先にカプセルのついた道具を使って確実につかまえていきます。
 初夏という季節柄、虫たちもまだ成長途中なのかもしれません。でも、彼らにとってはどんなに小さな虫でも立派な「虫」。見つけた瞬間の歓声とキラキラした目がとても印象的でした。
 この日、子どもたちがつかまえたのは、小さな虫たちのほか、バッタ、コオロギ、クワガタ、テントウムシ、ダンゴムシ、ナナフシ・・・そしてなんとカエルまで!

 虫とりのあとは、学生たち手作りの虫クイズで盛り上がりました。虫とりに参加している子どもたちはさすがの知識量。難問にも次々と正解していました。

 本校の学生たちは、それぞれの関わり方で子どもたちとの交流を楽しんでいました。普段キャンパスから眺めている空や森が、きっと、いつもとは違って見えたことでしょう。
 白山麓キャンパスは自然に囲まれていますが、平日は校舎内での学びが中心で、自然や地域の人たちとふれあう時間はそれほどないのが現実です。加えて交通の便がよくないため、休日に気軽に白山麓を散策するということも難しい環境にあります。
 今回、短い時間でしたが、学生たちは地域社会の一員であるという自覚が持て、「本当の自然」を肌で感じる体験ができたのではないかと感じています。

 虫とりから3か月が過ぎ、あの小さな虫たちは大きくなったのでしょうか……。今なら、私の目でも見えるかもしれません。

つつい まさこ

 芭蕉は、350年ほど前の7月13日に『 閑さや 岩にしみ入る 蝉の声 』と詠んだそうですが、今年の夏は温暖化の影響で、7月に入っても蝉が鳴かないと各地でニュースになっていました。そこから一か月、日本はまだまだ厳しい暑さかと思います。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。地球の反対側から、国際理工学科3年の鴨下 麟太郎です。ニュージーランドに住む我々の生活は、そんな日本とは非常に対照的で、暖炉にて薪を燃やし、寒さをしのぐ毎日です。今回は、そんなニュージーランドの日常の中でも、国際高専サブカルチャー担当の僕の、非日常な日常を紹介していこうと思います。


みなさんがそうでないことは重々承知ですが、基本的に、僕の一日は数学の問題を解くことに始まり、数学の問題を解くことで終わります。国際高専にいるうちは、ロボコン(それが理由の大半ですが)や課題に追われ、祝日にしか解く時間はありませんでした。しかし、ニュージーランドに来ると、生活は一変しました。端的に言えば、一日に24時間を超える自由時間を手に入れることができたのです。これにより、夜、大体2~3時間ほど数学の勉強をして、それ関連の問題を1問選び、その問題を次の日の朝に解くという、どこかにありそうな勉強法のような生活を送れるようになったのです。ニュージーランドに着いてから、生活の中で数学のことを考えられる時間というのはすごく増えました。休日によくオタゴポリテクニクに行き、ホワイトボードに問題と解答プロセスを記載し、残したまま帰るという、さながらホームズの『踊る人形』のような形で、数学好きにのみ伝わる暗号を作っていたのですが、つい先日、数学の先生がその問題を見たようで、その話で盛り上がることができました。数学は言語だという人もいますが、まさに数学という言語で、コミュニケーションの漸近線を越えた瞬間でした。

 サブカル担当と言っておきながら、ここまで数学の話しかしていないので、ここからは僕のダニーデンでのカードゲームライフについてご紹介していきます。
まず初めに、ニュージーランドにはカードをバラ売りしているお店がありません。「知らねぇよ」と思うかもしれませんが、これはカードゲーマーにとっては、死刑宣告に限りなく近い事実なのです。そのうえ、ダニーデンにはカードショップが1つしかありません。そのため、僕は5歳の頃から数えて、おそらく初めて、「カードゲームをしない月」を3か月過ごすことになります。
 しかし、7月中旬、転機は訪れます。ある土曜日のことでした。その日はスケートをしに、友人と南部のスケートリンクに遊びに行っていました。その帰り道、たまたま見かけたそのカードショップの看板が、日本の有名なキャラクターだったのです。思わず目に留め、中に入ってそのカードゲームの商品を物色していると、店主さんが僕に話しかけてきてくれました。店主さんと話していると、毎週日曜日に大会が行われていることを教えてくれました。翌日、友人と共にその大会に参加し、人生初のカードゲーム国際交流ができました。
 そこで、一つ驚きの事実が発覚しました。ニュージーランド人は、基本的に自由で、日本人とはベクトルの違う、言うなれば、「海外の人」の雰囲気がありますが、カードゲームコミュニティは、日本と全く変わりませんでした。周りと比べ強すぎるデッキを使えば嫌がられ、事故(運が悪く、目に見えて負けていること)った人には攻撃しないでおこうというような配慮などが見られ、インターネットでしばしば見かける、日本人と発言一致な「海外ニキ」は、日本人の仕込みではないことが分かりました。

 ここまで、僕のニュージーランド生活についてお話してきましたが、最後に、このジャーナルを読んでいる白山麓キャンパスの学生や、入学を考えている中学生に向けて、メッセージを伝えて終わりにしたいと思います。このジャーナルを通して、僕が伝えたいのは、「英語能力は問われない」ということです。…盛りました。「コミュニケーション能力の方が重要だ」ということです。
 僕は、電子ゲームやスポーツなど、人とつながれる定番の趣味を持っていません。しかも、若者と喋るのが好きではないという最悪のハンデを抱えています。それでも、日本で培った、先生と喋る技術とカードゲームで喋る技術で戦うことができています。この二つは、僕の言葉に耳を傾けてくれる瞬間が、自動的に訪れるという、すごくありがたい性質を持っています。みなさんもニュージーランドに来る前に、ニュージーランドでどうやって英語のコミュニケーションを取るかの戦略は立てた方がいいと思います。僕は日本人の家にホームステイしていて、英語を日常的には用いらないのですが、他の学生と比べても、英語に触れる頻度は変わりません。これは戦略勝ちとしか言いようがないです。ダニーデンは間違いなく、素晴らしい環境です。だからこそ、日本に帰りたいという欲望と見知らぬ天井との苦闘ではなく、「自分の成長の場」として捉えてほしいと思っています。

P.S. 信州人なので、本当は小林一茶にしたかったです。

鴨下 麟太郎

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